告白するときも口下手で、地味だった。
ごめんね。

振る時も口下手で、地味だった。
泣く君に、何も言えなかった。

─ごめんね。







お題
　「ごめんね」　より

澄んだ鼠色の天。そこから滴る小さな雫。私はただ、無気力にじっと眺めた。
コンクリートに小さく跳ね返るものもある。
水溜まりに溶け込むものもある。

あと何分で、バスが来てくれるかな。



お題
　降り止まない、雨　　より

嫌だ！あっちに行きたいよ！
どうして…どうして皆ぼくを捕まえていつまでも歩かせるんだ！
いい加減、あの草むらを駆け回りたいよ！


好きで散歩してないワン！




お題
　逃れられない呪縛　より

─ぴちょん。
雫滴る灰色の日。髪にも手にもガラス玉のような水滴が掛かり、光を反射している。
水溜まりは波紋がゆらゆらたなびき、どれもこれも美しかった。

こんなに透明な日は、何もかもが美しい。



お題
　透明な水　より

ただただ素直に笑ってくれる、私の太陽のような
貴方。

それだけでいいよ。


お題
　理想のあなた　より