『積み木と地球儀』
上を神と呼ぶこと。
地獄も天国もその者次第であってほしいこと。
貴様もバランスをとるのは大変ということ。
死後の世界に重なりが多くて怖くなること。
ふと思い出した石の玉をもう手元に置けない事
『綺麗な願望の遺書』
この世で厄介なものの一つは『思い出』だよ。
喜んだ記憶は何気ない日々
怒った記憶は憎しみに縛られ
哀しみは傷をえぐられた数
楽しい記憶に溢れていたら素敵
別れ際、思い出すのはお金のことじゃない
あの人と過ごした空間の香りや
あの人との食事の時の会話や
あの人の言い出さない気になる癖
そんなことばかり思い出されて
私はこの世を去りたい…
『勢いとノリと鍋』
一つの鍋を大人数人でつつく時
汁から盛り付ける人、葉物野菜を多く盛る人、
メインの肉や魚介をよそる人、味変に生姜とかを加える人、その人その人好みと感覚で自分専用の小鉢鍋をつくる。これが個性。
そのそれぞれの個性の味が好きかが価値観。
葉物とメインをよそう2人は
意見が合わないみたい
汁から盛り付ける人と味変の人は
波長を合わせるのがうまい
歳を重ねる度に価値観を重要視するのではなく
お互いに波長を合わせながら歩める関係が素敵かと…思ったりするけれど、価値観の前に個性の段階で否定やケチつけてくる大人が、今の時代には多いということが現状なもので….。
『前科』
同族嫌悪はするのに
似た物同士は意見が合うの
不思議だね。前にも話した鏡の話。
裏を返せば、どちらかが歩み寄らないと
綺麗に見えることはないということ。
予定通りのラブソングを奏でてね
離脱症状日が来たみたい。
正直者が馬鹿を見る世界は
紅茶にレモンではなくミルク
良い人に良い事をしてもつまらない
と、貴様が言うように
悪い人に少し良い事を与えるから面白い。
あとがき
神と話す時、なぜ等価交換を持ちかけられるのか?
10年間共に過ごしてきた第六感や不治の病、
次、貴様と話す時は寿命の半分を差し出すのか.....,
解せぬな。