美歩

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8/17/2024, 3:13:05 PM

『当たり前と常識』

例えば、目の前で友人が手首を切り始めても

例えば、オーバードーズして粒を噛み砕く音

例えば、交通事故や病気で植物人間になった人生

例えば、DVだと気づいても止められなかった隣人

例えば、見えない者が見える同志に出会う確率

例えば、朝と夜が逆転したのにやり過ごす毎日

例えば、飯の準備がされていて、寝る場所があって

例えば、キリのない可能性をあげている奴とか…

…◯してやろーか?お望み通り。とか思っちゃう人




あとがき
その生物、それぞれの当たり前や常識を
数十年しか生きていない私たちがとやかく
言うのはおこがましいと心の片隅に置いていたり
いなかったり?
近い話でいうと男性は短髪!みたいな当たり前も
ここ数百年の話ではないかと…

8/12/2024, 7:35:53 PM

『マリッジブルー』

どこまでも透度の高い琥珀糖を愛した

だんだんと硬度を失う琥珀糖を愛した

時間と共に色褪せる記憶を振り返る

涙の溶けた熱いお湯で消えていく君を愛でた

戻るはずのない背中を探しながら待宵


あとがき
琥珀糖とマリッジブルーという言葉を合わせたくて!
透度は糖度にかけて1番最後の言葉は待宵(まつよい)と読みます。来てくれるはずの人を待っている夜の事を指します。琥珀糖って熱湯かければ溶けますかね?

7/15/2024, 2:24:23 PM

『積み木と地球儀』

上を神と呼ぶこと。

地獄も天国もその者次第であってほしいこと。

貴様もバランスをとるのは大変ということ。

死後の世界に重なりが多くて怖くなること。

ふと思い出した石の玉をもう手元に置けない事

 

7/8/2024, 8:43:01 PM

『綺麗な願望の遺書』

この世で厄介なものの一つは『思い出』だよ。

喜んだ記憶は何気ない日々
怒った記憶は憎しみに縛られ
哀しみは傷をえぐられた数
楽しい記憶に溢れていたら素敵

別れ際、思い出すのはお金のことじゃない

あの人と過ごした空間の香りや
あの人との食事の時の会話や
あの人の言い出さない気になる癖

そんなことばかり思い出されて
私はこの世を去りたい…

7/1/2024, 8:09:07 PM

『勢いとノリと鍋』

一つの鍋を大人数人でつつく時

汁から盛り付ける人、葉物野菜を多く盛る人、
メインの肉や魚介をよそる人、味変に生姜とかを加える人、その人その人好みと感覚で自分専用の小鉢鍋をつくる。これが個性。

そのそれぞれの個性の味が好きかが価値観。

葉物とメインをよそう2人は
意見が合わないみたい

汁から盛り付ける人と味変の人は
波長を合わせるのがうまい

歳を重ねる度に価値観を重要視するのではなく
お互いに波長を合わせながら歩める関係が素敵かと…思ったりするけれど、価値観の前に個性の段階で否定やケチつけてくる大人が、今の時代には多いということが現状なもので….。

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