『勢いとノリと鍋』
一つの鍋を大人数人でつつく時
汁から盛り付ける人、葉物野菜を多く盛る人、
メインの肉や魚介をよそる人、味変に生姜とかを加える人、その人その人好みと感覚で自分専用の小鉢鍋をつくる。これが個性。
そのそれぞれの個性の味が好きかが価値観。
葉物とメインをよそう2人は
意見が合わないみたい
汁から盛り付ける人と味変の人は
波長を合わせるのがうまい
歳を重ねる度に価値観を重要視するのではなく
お互いに波長を合わせながら歩める関係が素敵かと…思ったりするけれど、価値観の前に個性の段階で否定やケチつけてくる大人が、今の時代には多いということが現状なもので….。
『前科』
同族嫌悪はするのに
似た物同士は意見が合うの
不思議だね。前にも話した鏡の話。
裏を返せば、どちらかが歩み寄らないと
綺麗に見えることはないということ。
予定通りのラブソングを奏でてね
離脱症状日が来たみたい。
正直者が馬鹿を見る世界は
紅茶にレモンではなくミルク
良い人に良い事をしてもつまらない
と、貴様が言うように
悪い人に少し良い事を与えるから面白い。
あとがき
神と話す時、なぜ等価交換を持ちかけられるのか?
10年間共に過ごしてきた第六感や不治の病、
次、貴様と話す時は寿命の半分を差し出すのか.....,
解せぬな。
『枯葉』
また私は一人だ。
孤独とは大人になる前に友達になったのに
アンビバレンスとアンビバレントの違いも
学んだのに当たり触りの無い言葉で別れを
告げる。許せないを何度重ねれば気がつくの?
大丈夫。私はね。
枯葉はその季節に育ててもらった土地を
あたためて養分として次に繋げるわ
大樹になるには
何十何百何千何万年学習しなさいな
そうして埋もれていたっていること
わかっていないようだ
『PINK』
嫌味なくらい美しく咲いている
あなたに与えた養分で大きく綺麗に咲き誇って
養分が切れた時にあなたが私になっている事を
願っているわ。
パッと見綺麗な幸福の偽装
メッキが剥がれ落ちた
嘘のオブラートを何重にもしたって
水を司るあなたには無意味と確信した。
自己肯定感を上げたい青い小鳥たち
いい人の基準を間違えがち…
無力を呪う声と
救いを祈る声が
混ざったような歌が聞こえる
あぁ、あと何回君とサクラを見れるかな
あんたと同じもん食っているバケモノが
そんな思いで過ぎてく春も18年目、長いね。