日常。
日常って、必ずしも良いものでは無い。
人にとっての日常は、私にとっての非日常。
私にとっての日常は、人にとっての非日常。
私は日常に疲れてしまった。
昔の日常と今の日常はちがう。
私の昔の日常は、怒られてばっかりで、注意されてばっかりで、呆れられてばっかりで、トラブルばっかりで、人への気の使い方なんて分からなくて、嫌われてばっかりで、人がどんどん離れていく。
厄介払いされて、無視されて、白い目で見られてた。
私の今の日常は、そういうことが減った。
でも、まだ無くならないし、この時のことはよく覚えてて、またこうなるんじゃないかって常に怯えて、人に気を使って、猫かぶってる。そして、すぐ疲れるようになったし、ずっと体が重くて、眠くて、体調が優れないことが多くなった。
何もしたくないと思うことが多くなった。
楽しいことが心から楽しめなくなってしまった。
もう、何もかもが嫌だ。
日常的に死にたいと思うようになってしまった。
最近は失敗することが多くなってしまった。
不安なことが多くなってしまった。
もう、終わりにしたい。
でも、何もかも我慢するしかなくて。
ずっと笑っているしかなくて。
私は、普通に振る舞えているのだろうか。
何もかもが不安。
もう、本当に終わりにしてしまいたい。
逃げ出してしまいたい。
でも、出来るわけないよね。
だから、もっと頑張らなきゃ。
それが、私の日常。
もう、疲れてしまった。
色々なことがありすぎて。
何もかもが精一杯で、どうしようもなくて。
ずっと、心を不安が支配してるの。
不安な原因はいくつか分かるけど。
それだけじゃなくて。
理由も分からない不安が常にある。
苦しくて、辛くて、押しつぶされそう。
常に何かしら不調で。
頭痛い、眠い、だるい、気持ち悪い。
もう、どうしようもない。
あなたがいたから。
私には、小学校低学年からの付き合いの親友がいる。
勉強はできるし、運動神経はいいし、優しいし、容姿端麗だし、とにかく、ほんとに完璧な子だ。
私とは本当に真逆で、釣り合わないと思った。
私は、勉強は苦手だし、運動は苦手だし、性格悪いし、本当に真逆だ。
私とその子はずっと一緒にいた。
遊べる時は毎日のように一緒に遊んで、休み時間には必ず一緒で、本当に何をするにも一緒だった。
でも、私とその子が一緒にいると比べられる。
その子は本当に完璧で、私はいい所なんてほぼなくて。
けど、私はその子といられるだけで幸せだ。
私はその子が好きになった。
絶対に離れたくないって思った。
今は互いの都合であまり会えていない。
1ヶ月会えないだけで耐えられないのに、今はもう、1年ほど会えていない。
私はあの子がいたから、嫌なことでも耐えられた。
何を言われても庇ってくれて、慰めてくれて。
でも、今は。
なんか、心に穴が空いたみたいで。
あの子とあまり会えなくなってから、何をやるにも気力がなくて、嫌なことをずっと気にしてしまって、些細なことですぐに後悔してしまって、嫌になる。
やることが多くて、精一杯で、人に仕事を頼まれたら断れなくて、引き受けて、それがストレスになって、なんとかやって、失敗して、注意されて、責められて。
そんな繰り返しで。
ただでさえ、参っているのに。
もう、何もかもが嫌で、死んでしまいたくて。
あぁ、もう嫌だな。
相合傘。
一時期流行っていた。
黒板、砂遊び場、プリントの裏紙。
たくさんの人が書いていて、人をからかってる人も沢山いて。
私もからかわれたことがある。
私はそれでいじられたものだ。
その当時、私のクラスにはみんなに嫌われている男子がひとりいた。
悪い子ではなかったのだが、まぁ、なんというか清潔感のない子で。相当嫌われていた。
私もその子が嫌いだった。
でも、悪い子では無い。
無視するのも可哀想だから、話していたし、ほんとにたまに一緒にいた。
だからか、いつしか「お似合いのカップルだ」と言われ、笑われ、白い目で見られて、元々嫌われ者だった私も余計に嫌われるようになってしまった。
別に、その子のせいだと思っている訳では無い。
それから、相合傘を書かれるようになっていた。
付き合ってるのではないかと言われていた。
私は相合傘を書かれるのが嫌だった。
相手も、その男の子も、余計に変にからかわれるようになってしまった。
私は、みんなと同じようにその男の子と接するのが嫌だった。いじめているみたいで。
というか、明らかないじめだった。
無視、陰口、ありもしない噂。
嫌だった。やられる気持ちは分かっているから。
私もあったから。
話しかけても無視されたり、仲間はずれにされたり。
当然のように陰口もあった。
嫌だった。本当に。
私の言動にも非はあったのかもしれない。
そういうことをされる原因が。
どうするのが正解なのか分からなくなった。
落下。
たまに夢を見る。
うっすらと覚えてる。
落ちていく夢。
重力に身を任せてどんどんと落下していく。
水中で、どんどんと沈んでいく。
その感覚が心地よくて。
起きたくないって思ってしまう。