麦わら帽子…
…
真っ青な大きな空が広がって
一本道の登り坂を
麦わら帽子を被った子供達が 走っていく
その道の先には
見渡す限りの白い波が押し寄せては引いている
緑に近い青い海が 広がっている
走れ 走れ
麦わら帽子が 風に飛ばされないように
しっかりと 手で押さえながら
前を走っていくあの子を
追いかけろ
きゃあきゃあ 騒ぎながら
走って行け
そんな情景を目を閉じて想像しただけで
もう 大人の自分も
その景色に溶け込む子供になれる…
気がするんだ
夏 汗 生ぬるい風 青い空 山 海 湖
何処に出かけても 似合ってしまう
麦わら帽子
大人になってから
折りたたんでも形が崩れない
素敵なリボンのついた麦わら帽子を買った
麦わらの色も選べて
好みの色と好きなリボンの色を選んで
手にした時
ちょっと いや だいぶ
にやけてしまった
頭から湯気が出そうな暑い日に
ちょっとそこまでの散歩の日に
おしゃれな装いのアクセントに
今年は 沢山 相棒の麦わら帽子を
被って そのたびに にやけて
まだ続く この蒸し暑い夏を
楽しもうと思う
とっても 素敵なの
自慢したいくらいに ね
とっても 似合うの
嬉しい えへへ
私の夏の相棒
*読んで下さり ありがとうございます*
終点…
…
一体 何処が 出発点だったんだろう
始まりがあれば終わりがあるんだから
辿ってみようか
たぶん 沢山思い当たり過ぎる
頭では解っていたのに止められなかったあの時か
反対されると解っていたのに押し通した時か
駄目だ駄目だと思いながら続けてしまった時か
やめなければならないと思っていたのに
やめられなかった時か
取り返しがつかない事をしてしまったあの時か
全て それらを始めてしまった出発点
行き着く先は 地獄か 普通か 天国か
出発点から始めた所から
伸ばし始める 線
点がどんどん長く繋がっていく
点が線になって行く
人との出会いも 出逢ってしまった所が出発点
その相手から誰かの点に繋がって
知らぬ間に 線となり網となり
広がっていく
自分にとってそれが いい出会いなら
終点は 間違いなく 幸せで温かく優しいはず
でも
その出逢いが お互いを辛くするものなら
きっと 終点は 背中合わせで
振り向きもせずに 目の前の道をただ
何も考えないで 進んでいくしかない
どんなに 好きだったとしても
どんなに 愛し合ったとしても
どんなに 求めていても
何処が 出発点だったか解らないまま
悔やむしかない
あるか解らない終点を 目指してね
*読んで下さり ありがとうございます*
上手くいかなくたっていい…
…
最初から 何もかも全て 上手くいく訳がない
産まれながらに 器用な人だって
産まれながらに 恵まれた環境にいて
何不自由ない暮らしをしていたって
いとも簡単に 何もかも全て 出来る訳がない
器用な事も 恵まれた環境も 何不自由ない暮らしも 容姿端麗でも 性格美人でも イケメンでも
誰もが羨ましがる才能があっても
それら全てを 簡単に手に入れていると
思ってはいけない
中には 物凄い血の滲むような努力の塊の人もいる
それを 見せないように更に努力している人もいる
だからといって最初から 諦めちゃ駄目
どうせ何をやっても何をしても 無駄だなんて
自分を自分で 卑下しちゃ駄目
上手くいかなくたって いいじゃないか
上手くいかないからこそ その次を見なくちゃ
人生思うようにしかならなかったら
つまんないよ 飽きる きっと
自分に不得手な事も 苦手な事も
嫌だなぁと思う人に出逢うのも 全部
上手くいかなくたって 大丈夫
完璧な人なんて 居ないんだから
無理な事は無理でいいんだよ
苦手な事も不得手な事もあって いい
ただ それを どうにか克服したいなぁ と
思ったら その時は 頑張ればいいんだ
自分だけ じゃない
あの人もこの人もなにがしら 上手くいっていない
事を抱えて 日々過ごしているんだから
持ってないものを感じて
いいなぁ あの人ばっかり なんて
羨ましがったり 妬んでる時間は 無意味だよ
上手くいかなくて 落ち込んでもいい
でも そこで 何もかも 諦めないで踏みとどまる
頑張ってる姿を
誰かが こっそり見て
応援してるよ
きっと 必ずね
*読んで下さり ありがとうございます*
蝶よ花よ…
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命令で 人は動かない
誰かに 命令したり されたり
日常生活で 本来 命令なんてされるべきではない
でも 無意識に 従っている事が多い
心の中では 舌打ちしても
言われた瞬間 表情に出ていても
つい 流してしまいがちだ 面倒くさいから
それ 取って
あれ やっといて
早く 持って来て
手 貸して
何気なく言ってるけれど 全部 命令だ
て で終わる言葉に いい気持ちにはなれない
結構 蝶よ花よと育てられてきたんだろうな と
思われる人に 言われる事が 多い
あまり 良いイメージがない
蝶よ花よ に
世間知らず とか
甘やかされて育てられた とか
一般的な常識が通じない とか 言われてしまう
中には 生粋のお嬢様みたいな物腰の柔らかい
言葉遣いがとても美しい人も いる
所作も美しく 自分とは違う事に見下したりしない
そうやって生きてきたんだろうな と思わせる
高齢の知人がいる
過保護も過干渉も ほどほどにしておかないと
守られて 甘やかされて 許されて
それでいいと育てられた人は
奈落の底に突き落とされたら どうだろう
這い上がれる己の力が あるのかな
大事に大切に 愛情かけて育てられたのと
大事にされ過ぎて不要なモノを排除して育ったのとは 全く別だ
たとえ 蝶よ花よと育てられてきたとしても
相手に 命令口調で 何かを頼む事の意味と
それが 自分に向けられたらどう思うのかを
考えられる人であって欲しい
悪いイメージを払拭する人に
なって欲しい
*読んで下さり ありがとうございます*
最初から決まってた…
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誰が 何の目的で 決めたのかは知らないけれど
もう 最初から 決まってたんだ
どんなに もがいても あがいても 叫んでも
ジタバタしたって 何もかも全て 決まってた
そうか
そうだったんだ
だから どんなに考えても 頑張っても
駄目なものは駄目だし
そうじゃない方向へ行きたくなくても
磁石が ビタン！とくっつくように
その方向へ 必ず行く事になってしまうんだ
努力すれば いつか報われる
そうだよね
努力しないより したほうがいいとは思ってる
でも どうしようもない事もある
努力で 何とかなる事が無いんだって事を
知る事も たぶん 大事なんだ
だって もうそうなるように決まってるんだもん
悩んだ事を誰かに相談する
でも たいがいはもう 自分の中で
答えは すでに 出ている
相談という名の 背中を押して欲しい甘え
それで 間違いないよと 押してほしい甘さ
そして その答えに自分自身でも 納得したい
悩みは ほとんど 解決せざるを得ない事を
本当は 知っている 解ってる
最初から決まってた
そうする事を
日々の生活の中で なにがしらにドン！と
ぶつかる時
それを ちゃんと受け止めて そして
あわよくば 素知らぬふりをせず
ちゃんと傷付いて 誰かのせいにせず
きちんと 自分の中で消化して
答えを出す 出さなくちゃいけないんだ
たとえ それが
誰かを傷つけるかもしれない事でも
誰かを裏切る事になっても
誰かに何かを言われる事になっても
自分が哀しく辛くなると解っていても
目を背けないで それが答えなら
最初から決まってた正解なら
ぎゅっと 受け止めて進んでいくしかないのだから
あなたと出逢って
こうなる事も 全て…
最初から 決まってた
*読んで下さり ありがとうございます*