1つだけ…
…
世界の何処を探しても
決して　手に入れる事が出来ない唯一無二の
それは　この世に　たった1つだけ

値段を付けるわけにもいかず
重さも質も量も　手触りさえも貴重で
何処にでもあるわけでもなく
うっかり　触れる事も出来ない希少な　それ

この世に生きている限り　脈々と続いていくもので
手に取ることは叶わずとも
目にしたり　耳にしたり　肌で感じる事が出来る

この世界から消えた時
手に入れようとしてきた者達だけが
触れることが出来るかもしれない　それはね

その人の人生の物語

いつ　何処で　どんなふうに産まれ
何を見て　何を感じで　何に感動して
何に感謝して　何処で絶望して這い上がったか
どんな悲しみに包まれて
誰に　何処で　どんなふうに支えられてきたか
人生で出会うべくして出会ってきた人達
甘い　辛い　しょっぱい　苦い思いをどれだけしてきたか

私の
あなたの
僕の
俺の
たった1つの　何処にも売っていない物語
その姿を見たり　人生の一コマを聞いたりしても
全部一通りの物語には　届かない

この世界から旅立つ時
一体　どのくらいの厚みのある一冊に
なっているのかなぁ

まだ　人生の旅は続く…　
乞うご期待あれ


*読んで下さり　ありがとうございます*

大切なもの…
…
それは　幸せと似ていて
何をどんなふうに感じるかと似ている
人それぞれの幸せを考えるのと同じように
様々な　大切なものがある　と思うんだ

私が思う　それは
気持ちだな
いろんな感情の　気持ち　

自分とは違う事を認めて　受け入れようとする
気持ち
人を思い遣る優しい気持ち
むき出しの激情を惜しみなく出す気持ち
傷付いている事をごまかさない気持ち
怒りを伴う悲しみを知ろうとする気持ち
様々な喜怒哀楽の　気持ち
人それぞれの持つ　気持ち

感情を表現するって　自分を大切にする事だと
思うんだ
こんなに沢山の入り混じった感情があるんだと
気付く事も　大切なものだと思う
まだまた　未知の自分の　気持ちがあるかも

目に見えるものだけが　幸せじゃないように
目に見えないものこそ　幸せと大切なものだと
思うよ

他人から教えてもらえる　気持ちも
大事だよね



*読んで下さり　ありがとうございます*

エイプリルフール…
…
私は一人でいても平気だし　寂しくなんかないし
誰にも頼られなくたって別に気にしないし
強いんだから放っておいていいの

世界中探さなくても　あなたに会えなくてもいいし
一生　あなたを好きになったりしないし
あなたが側に居なくても　全然気にしないし
あなたが　去って行ってもなんとも思わないよ

誰かと一緒にご飯を食べたり　飲みに行ったり
そういうのは　大嫌いだし
優しくされるのも　とても嫌
構われるのは好きじゃない

一人で　悲しい事があっても泣かないし
愚痴や落ち込んだりした事なんて
話したくもない

だって　今日は一年に一度の嘘を付いても
笑って許される日なんだから
逆の事を暴露しても　いいでしょ

本当の私は　いつもこんな仮面を付けて
歯を食いしばって生きてる事が　多いんだよ
弱音なんて　見せられない
可愛げのない態度で　構わない

素直じゃない本当の私
エイプリルフールに気付いて
あなたが解ってくれれば　それだけでいい

そういう所だぞ！って
笑ってくれれば　いいんだ


*読んで下さり　ありがとうございます*

幸せに…
…
冷たい水が美味しいのは　喉が乾いていたから
ご飯が美味しいのは　お腹が減っていたから
持ってないものを　手に入れた時
頑張ってきたことが　認められた時
困っていたら　助けて貰ったこと
奇跡的に　予約が取れたこと

日々の生活での　ほんのささやかな事にも
ちゃんと気付ける人は
幸せを呼ぶ
ラッキーとハッピーは　背中合わせ
世の中に溢れている優しさを
ちゃんとすくう人は
自分を幸せに出来る

幸せは　してもらうんじゃなくて
してあげるんでもない
どれの　何を　どのくらいで　そう感じるかは
人それぞれだもの
それを決めるのは　自分自身

人から言われるのでもない
幸せにするから　と約束されるものでもない
誰かと共に幸せに…と感じたいならば
一緒に　幸せになればいい

でも　大事な人の幸せを願うのは
勝手に　願わせてもらうけどね
どうか　何処に居ても幸せで　ありますように



*読んで下さり　ありがとうございます*

何気ないふり…
…
自意識過剰じゃないけれど
知ってるよ
また　見てたでしょ
ん？と思って　パッと見ると
まるで　トムとジェリーのトムみたいな
とぼけた顔をしちゃって
バレバレです

人の視線って　意外とね　解るのよ
熱量かな
嫌な雰囲気の視線は　肌に痛いほどよく解る
でも　見惚れている視線はね
ピピピッと　バレちゃうんだよなぁ

私もね　してるの
何気ないふりして　見てるんだけど
気付きもしてないでしょ
ちょっと照れくさそうに　甘いものに目がないの
知ってるよ
和菓子も　洋菓子も　好きだよね
しかも　抹茶にトキメイてるの　バレてるよ

まだね
続けるよ
気にしてません
知らんぷりです
そんな態度で　何気ないふりして
実は　正面から真横から背後から
熱いビームを　放つ事

だから　君も　チラ見してるのが
バレてること　早く気付いてよ
君のビーム　受け止めるから



*読んで下さり　ありがとうございます*