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2/3/2024, 10:28:34 AM

1000年先も…

歴史は 繰り返される
流行も 人の想いも巡り巡って廻り続ける
今から 1000年前は 平安時代

会いたい人にすぐ会えない時代
珍しい食べ物もすぐ食べられるとは限らない時代
絶世の美女
悶絶するほどの艶男

誰が流したのか 噂が噂を呼んで広まる時代

そんなに素敵な人なら会ってみたいと猛烈に
思っても 平安時代なら多分 直接は
会えないのよね
女性なら 絹の布一枚隔てて とかなのかな

野を越え 山を越え 川を渡り 道行く道を
ただ ひたすら 会いたくて 会いたくて
想いを募らせて 何日もかけて訪れる
邪険にされても なお
また 日を改めて 訪ねて行く
タフだなぁ…

そんな強い焦がれた気持ちを ずっと忘れないで
今度こそ 今度こそ…と会いに通ってくれるなら
1000年先も 想いを受け止めてあげようぞ

触れる事がなくても
この身が滅んで 無くなってしまっても
まだかな まだかな…と待つ方も 焦がれて待つぞ

少しでも そんな気持ちがあったのかな
小野小町よ

こそっと 聞いてみたいよね



*読んで下さり ありがとうございます*

2/2/2024, 10:37:30 AM

勿忘草(わすれなぐさ)…

忘れないで
覚えていて できるだけ ずっと
記憶と思い出が新しく更新されていっても
出逢った頃の 初めて感じたあの気持ちを…
すがるわけじゃないけれど
心の中は 誰にも見えないし解らないから
そっと 片隅でもいいから
時々 思い出して 忘れないようにして欲しい
どんな事でもいいから
覚えていて欲しい 私と出逢った事を

忘れるなよ
離れても簡単に忘れられるわけがないだろ
いつでも 思い出すよ
初めて出逢って 交わした言葉も
一緒に過ごした時間も 場所も
色んな表情の顔も 全部 忘れないよ
沢山の出来事が上書きされても
ずっと その下の底には 大切な思い出があるんだ
俺が忘れていない事を 忘れるなよ
今でも どこにいても 何をしていても
思い出すんだよ まじで
頼むって 覚えていてくれよ

出逢って心が通じ合っても
離れなくちゃならない事がある
突然 そうなる事もある
幸せの遥か遠くの未来は 誰にも 予測不可能だ
出逢わなくても良かったとは 思わない
そう思う気持ちが 込められた 花

美しく 長持ちしない 風にゆらゆら身を任す
勿忘草

何故 そんなに きれいなの
何故 そんなに はかないんだよ



*読んで下さり ありがとうございます*

2/1/2024, 10:41:38 AM

ブランコ…

揺れる 揺れる 前へ後ろへ
押される 押される 戻ってきた私の背中を

心の中も 揺らされる
ぐーんと前に 前のめりに
胸の真ん中が ひゅうううう…と冷えながら戻る

突然の予期せぬ モテ期到来なのか
神様の いたずらか 試されているのか 何に

ブランコの前で 大きく手を広げて いつでも飛び込んできていいよと笑う 優しい人
ブランコの後ろで いつも力の入った背中を優しく撫でて落ち着かせてくれる人

さあ どっちなの

私の全てを全身で受け止めようとしてくれる人
辛い時悲しい時頑張った後に励ましてくれる人

どうしてそれをミックスした1人の人じゃないの

選ぶことなんて出来ないよ

本当の私を知ってもなお 変わらないのは…
どっちなの

結局 自力で足を伸ばして漕いで
足を曲げて戻って なんなら 立ち漕ぎしちゃう
それが 今の気持ちかな

大事に思われている
大切にされている
とても 嬉しい
けれど やっぱり
私から そう思わないと いつまでも この
ひとり漕ぎブランコは揺れて 揺れて
止まらないんだなぁ

揺れるのも 止まるのも
自分の気持ち次第だね
まだ 揺れて 揺れて…
もう少し 揺れていようかな
風がね 気持ちいいから つい



*読んで下さり ありがとうございます*

1/31/2024, 10:51:06 AM

旅路の果てに…

目的を決めた旅だったか そうじゃなかったか
目的地を決めた方がいいのか
誰かと一緒か 一人旅か

旅路の果てに 何があるのかを確かめたくて
人は 旅をするんじゃないだろうか

私は 目的地を決めてノープランでその日を楽しむ旅をしたい
野宿は 怖いので 宿だけは確保だな
あらかじめ 何処の何を見て何処の何を食べて…と計画はしない
行った先の天気にもよるし 体調にもよるし
出会った人にもよるし
地元の人が好きな場所 好きなお店 
それを聞いて 知って 訪ねた方が 濃厚になる

旅は 性格がもろに出ると思う

みっちりスケジュールを決めてその通りに進みたい
なんとなく雰囲気でプラプラしたい
お腹が空いたら なんとなく店を探して入る
どっちが 楽しいか 面白いか

人生と旅は同じだね
その人の 一歩の歩み方でその先が決まっていく
どんな道のりでも 楽しめるか 面白がれるか
前に 前に 進む

ふと 後ろを振り向くと 見えてくるはず
今迄 歩いて来た景色 色 人 味 匂い 道
ずーっと続いている途中
色んな感情も
それが ひとりひとり違うその人だけの
旅路の果てになるまでの 道筋

でも なんだろね
あんなに旅の最中は色んなハプニングと大笑いしたり苛ついたり感激したり感極まって泣いたり…
色々なことが 後からまるっと いい思い出になるのに
やっと自宅に戻った瞬間の
あぁ やっぱり我が家が一番だなぁと安堵する
あの感じ

本当は 旅路の果ては 自分の家の玄関なのかも

しれない…



*読んで下さり ありがとうございます*

1/30/2024, 11:22:35 AM

あなたに届けたい…

出来れば 炊きたての温かいご飯がいいんだけれど
いつ どの場所で 好きなように 
待ってました! と食べてほしいから
丁寧に 心を込めて 詰めるね お弁当

二段弁当ね
一段目は真っ白で炊きたてを冷ましたツヤツヤの米
二段目は あなたの好きなもの沢山入れよう

ほんのり甘い卵焼き
生姜醤油に漬け込んだ鶏の唐揚げ
竹輪にチーズを入れた磯辺焼き
大葉たっぷりの肉々しいハンバーグ
ほうれん草の胡麻和え
タコさんウインナーに粒マスタード
カブとミヨウガのぬか漬け

あ…結構ぎゅうぎゅうかも…
ついつい あっ!あれも おっ!これも
迷う 悩む でも 詰めちゃう

あ〜お腹が減ったなぁと 蓋を開けた時を
想像してね
詰めながら ちょっと私も楽しい 嬉しい

ずーっと 変わらず
あなたに届けたい
一番最初のお弁当より 格段に腕があがって
レパートリーも増えて お弁当だけのために
細々と おかずを作り置きする

面倒くさい事 好きじゃないんだけど
慣れだね
むしろ 意地かな
あれとこれをああしてこうして…って頭を使うのは
嫌いじゃないから 今は 楽しいよ
あと何年 私のぎゅうぎゅうを届けられるかな

その日
どんなに大変な一日だとしても
どんなに辛かろうと しんどかろうと
お弁当を食べる時に
ああ…味方がいるんだなぁ
一人じゃないんだなぁ
と 思ってくれたら なお いいな
ああ…これこれ この味!と思ってくれたら
あなたに届けたい 届け冥利に尽きるよね

それ ちゃんと 言葉にして
伝えてよぅ



*読んで下さり ありがとうございます*

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