〈私の当たり前〉
本は高さを揃えて、色で分けれるものはきちんと分ける、とかそういうのは当たり前だった。前までは…
「𓏸𓏸きっちりすぎて無理」「わかる。ちょっとズレてたぐらいですぐ直すよね。」「見てて疲れる笑」など言われてて、他の人からしたら疲れるのかと思い、やめようと思う。コレが〈世の普通〉で〈私の当たり前〉では無い。
ここにいるなら〈世の普通〉に合わせる必要が有るらしい
〈街明かり〉
「はあ…はあ…」
あの山から逃げるにはあそこの街が1番隠れられる…
「あと少し…」
「おや。坊やそこで何をしてるんだい。」
人が何故ここに…こんなところに人なんていないはず…
「いや、街に用事があって…」
「そうかい。このまま下に降りていけば明かりがあるからその通りに進みなさい。」
「わかった。ありがとう。」
誰かわからない老人に教えてもらった通り下へ進み、明かりを頼りに進んでいくと、
「お〜おつかれ。よくここまで来たよ。あの老人なかなかやるなあ。」
「なんでお前らがここに…」
あの老人、敵だったのか…
「いやぁそんな簡単に引っかかるとは、お前も馬鹿だな」
僕はそのまま敵に捕まり、牢獄へ。
でもあの老人、どこかで見た事あったような…
〈友達の思い出〉
「私はね…」「俺はこの時に…」「僕はあの時…」
何故か授業中に思い出大会が始まった。
「私は小学生の頃に1度だけ大きな火傷をしちゃって、今は隠れてるんだけど、まだ痣が治らないんだよね。」
彼女は僕の幼なじみで、その火傷をおった現場を見たことがある。
その火傷は僕のせいだ。僕があの時に押したから…
「でもあの時に𓏸𓏸がいたから、親がすぐ気づいてくれてさ、𓏸𓏸は命の恩人なんだよ!!」
「おおー!」「さすが𓏸𓏸!」
親には言った。僕がやったから。のにあんなことを言ってくれる彼女に片思いだった。
〈星空〉
「綺麗だね…星空が」
「うん。綺麗だ。」
よくある話では「月が綺麗ですね」とか多いけど、そんなこと好きな人に言えるわけがなくて。星空にしてしまう。
もうそろ気づいて欲しいな。私のこの気持ちに。