ぺんぎん

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6/14/2023, 3:59:19 PM

あなたへのおもいをこぼすには、わたしのまわりにはまだ、いくらか酸素が足りない、言葉が喉もとをするりとすぎるたびに、酸欠、だいすき、そのあとのあいしてるのあで、いつもふかく咳き込んでしまう、それでも、あなたのために、吸い込んだ空気がおいしくて、どれだけ苦しくても、ひとをあいすることはこんなにうつくしいことだってわかる

6/12/2023, 3:47:56 PM

誰もいなくて、なにもないところで、陽のさんさんまたたくとこで、ずっとそばにいよう、もう、ふたりの恋をさながら人生のうちのあやまちだとそう咎めるひとはいないから、さくらの匂いをたしかめに行こう、愛しているとこれまで言えなかった分まできれいなものを探しに行こう

6/11/2023, 1:23:29 PM

恋をしたのでフリルをはためかせてそっちへ行く、あたしにはきみを追いかけるために備わった脚がある、でも、あたしときみのさかいめにはいつも同じような雨が降ってた、だからきみのこころはいつも冷えてた、雨をくぐる覚悟がないから、あたしは誰からも愛されなかった

6/8/2023, 10:07:15 AM

わたしが死ぬときに、きみが走馬灯にうつったらきっと寂しくないだろうから、きみが死ぬときに、きみの走馬灯になによりも誰よりも長くうつっていたいからわたしはきみのそばにいたいよ

6/6/2023, 11:06:14 AM

ふたり、ただしんとした冷たい空気にさらされて歩いていた。わたしは、もっとたくさん、きみとたくさん話がしたかった、でも、声が上手く出せなかった、あじさいが、喉に詰まった、そんな気持ちがして。言葉などふたりには要らなかった、互いが互いを思ってはじめて生まれる沈黙がビニール傘に這う雨をひからせていた。

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