1/10/2022, 10:25:52 AM
春風のような華々しさを身に纏って彼女は笑う。
『おめでとう』
1/9/2022, 10:39:14 AM
うっすらと夜空に滲む三日月が微かに私を嗤った気がした。
1/8/2022, 10:09:30 AM
澄んだ空気、濡れたアスファルト。
色とりどりの傘、共に
水滴が、散る。色が溶けていく。
まっさらな世界が、何色にでも染まる。
1/7/2022, 10:18:38 AM
さらさら、しとしと。
銀世界が視界いぃっぱいに広がる。
沢山積もっている雪に手を触れてみた。
しゅわりと、手の熱で溶けてった。
柔らかくて、ひんやり。
コートを着ているけれど、真冬はやっぱり寒い。
ぼんやりと、ただただ降り注いでゆく雪をみつめる。
白く、白く染まっていくネオン街。
光が雪にぼかされて、柔らかい光が滲み出ているようだった。
手の奥に仕舞いこんだ雪の雫がぽたぽた、と落ちた。
あの時、貴方は、やけに焦った顔をしていたね。
-君だけを愛してる。考え直してよ。
-君が居ないと、俺は生きていけないんだ。
あまりにも二番煎じな話ね。そうやっていろんな娘を誑かしているんでしょ。
多分、声は震えていた。
ぷつり、とそこで記憶が途切れる。
見知らぬ映画のエンドロールを観ている気分だった。
苦しさなんて、なにもない。
ただただ足元だけぬるい水に浸かっているような、
見え透いた嘘が気持ち悪かった。
好きだなんて、今さら-。
貴方は、私が居なくても、またのうのうと呼吸をできるんでしょう。
ぼんやりしたネオンは私を嘲笑う。
貴方への未練は、雪みたいに呆気なく消えてった。
1/6/2022, 10:04:40 AM
君と一緒に
ずっと、一緒に。
生きていければ幸せだね。
二人の未来には赤いカーネーションを添えよう。
絶対、散りはしないから。
ずっと、側にいて。