NoName

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12/20/2024, 4:27:24 AM

何度もあなたの名前を書いた。
それは丁寧に。とめはねはらいを意識して。
何回か書くうちに紙に染み込んだインクのように、指先からじわじわと私の体全体にあなたが広がっていく。でもそれは一瞬で、ペンを止めてしまえばあなたは私の体から消えてしまう。


はやくあなたに会いたい
はやく私を包みこんで。
そして寂しさを私から逃がして。




12/7/2024, 2:29:14 PM

掃除をしていたとき。
ソファの後ろに片方だけの靴下を見つけた。
今、あなたはどこで何をしているのだろう。