紙兎

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1/17/2026, 12:36:44 PM

木枯らし

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中庭の木の葉が舞い踊る。
木枯らし1号だ。と、誰かが言った。

「 寒い… 」

冬のような色をしたその人は、
寒そうに鼻も耳も真っ赤に染めて首を竦めた。

「 …なにかな 」

じっと見られていることに気づいた彼は、不機嫌そうに眉を寄せて…けれど赤く染まった鼻の頭が可愛らしくてつい口元が緩んでしまった。

1/17/2026, 2:37:57 AM

美しい


▷▶︎▷

美しい人だ、と思った。
夜空に浮かぶ星の如く輝く銀の糸が、
身動ぎをする度にふわりと揺らめいて目を奪う。

美しい人だ、と思った。
眼窩におさまる瑠璃色の宝石が瞬くたびに煌めいて、
こぼれ落ちるのではないかと心配になる。

美しい人だ。
苛烈な性格も、矜持の高いその心根も。

惚けて見つめていると、彼が振り返って笑う。

「お前も同じ顔だろう」

恋は人を盲目にする。