美しい▷▶︎▷美しい人だ、と思った。夜空に浮かぶ星の如く輝く銀の糸が、身動ぎをする度にふわりと揺らめいて目を奪う。美しい人だ、と思った。眼窩におさまる瑠璃色の宝石が瞬くたびに煌めいて、こぼれ落ちるのではないかと心配になる。美しい人だ。苛烈な性格も、矜持の高いその心根も。惚けて見つめていると、彼が振り返って笑う。「お前も同じ顔だろう」恋は人を盲目にする。
1/17/2026, 2:37:57 AM