am1時47分
こんな時刻に帰宅したら、今週7日間の体力が不安でしかない。
感情的になると、いきなり思いやりのない言語を爆発させるあの人。
出会った時から、何回こういう場面を繰り返して来ただろう。
自分が可愛いだけのあの人からは、思いやりというものを感じた事がない。
些か限界。
もう会いたくない。
長い事尽くしてきた事も、何ひとつ伝わらなかったのは、自己中なあの性格からは、人に感謝することなんてないからだとわかった。
いつも悩んだ。
なぜ伝わらないのか、なぜ届いてくれないのか。
発信側が悪いのだろうかと自分を責めたりしたけれど、受け取る側の受け皿がなければどれだけ届けようとしても無駄。
もう涙も出なかった。
泣かないさ。これで全てが終わっても。
居なくなっても困らないからさ。
言ってはいけない言葉はある。
いとも簡単に発したよね。
その程度の気持ちしかないから出せるんだよ。
何もかも1人でやってこれたような顔して、平気でよくあんな言葉出せたよね?
あなたも私が居なくても大丈夫だし、むしろ居ない方が清々すると、心の奥にあったから出た本心だよね。
もう会いたくない。
それがあなたの本心だと受け取りましたから、もうこれでお終いですね。
と言った。
慌てて否定し、あれは言葉のあやだと。
冗談でも、口が裂けても、金積まれても、絶対吐いてはならない言葉がある。
あなたの涙は軽過ぎる。
あの言葉は。。。
それは、聞いた瞬間に100年温存した骨董品を、落下させて木っ端微塵に粉々にしたのと同等。先祖代々が大切に丁重に扱い、あたため、大切にしてきた全てのものを価値などないものに姿を変えた。
神に問う。
なんの因果関係で、あの人と縁があったのか。
私は傷ついたのに、まだ縁を繋いでおこうと、自分の発した言葉を振り返り反省もないあの人と縁を切らせず、私になにを学べと言っているのか。
修業が足らないですか?
あの人を成長させられなかった私への制裁なのでしょうか?
若い頃はうまくいかなかった。
人を好きになると、一直線にその人しか考えられなくなるし、グイグイ入り込んでしまって、あなたをもっと知りたくて、教えて!教えて!って、迷惑かけただろうなぁ。
今では考えられないほど、自分の考え方が変わったのか、うまく操縦できるようになったのか。
どんなに好きでも、自分とは別の人なんだから、自分と違う考え方や行動があって当たり前なんだという当たり前が、スッと胸に入って心地よくなって。
いつの間にか自立した捉え方が出来る自分がいた。
その時はとても楽になり、クールさもこんなに大切なんだな、と自分が気持ちよかったりした。
きっとそれは毎日の事。
特に暇なわけでもなく、忙しいわけでもなく。元々ノンストレスな性格だから、生活の中に変化が起きても、変化と感じていない。
平穏な日常に日々感謝。
気持ちも、上がったり下がったり全然しない。常に高め安定で、よく笑っている自分。
周りの支えてくれている人々に感謝。
それは本当に1番幸せな事。
先日、ある人から
『幸せ?』って聞かれた。
あの人とは、仕事の関係で、年に一度しか顔を合わせる事はないけれど、確か去年も聞かれた。
あ、また同じ質問だ。と思いながらも、
『私は恵まれてるからね』と答えた。
その回答で、あの人は納得したのか何を知りたかったのかもわからないけど。
現状に満足したら伸びしろはないと聞いた事があるけれど、今を幸せだと思えなければ、贅沢しかないと思うくらい、皆さんに感謝しかない。
あの日、初めて2人で行った、夜の海。
月明かりに照らされて、水面がキラキラしてた。
真冬の夜空。
あんなに寒いのに、出会ったばかりの私達は、手探り状態でお互いを擦り合わせるかのようにポツポツと会話をしていた。
今夜は満月だね。
海で満月が見れるなんて、今までした事なかったなぁ。
そうね。でも私、満月が近づいて、当日を迎えるまでに、頭痛がする。。。
え?!それ、私もそうなのよ!
え?!同じだったの?
てことは。
こんなに綺麗な月夜なのに、頭痛?
……ゴメン
でも、綺麗に見える場所だからっていうわけじゃないから。どこにいても頭が痛いの。
頭痛でも、あの日の月は、海から彼女に見せたかったから。
そんな神秘的なシチュエーションを満喫したかった。
彼女のために、どんな事が喜んでもらえるかな?と試行錯誤してきた頃。
そんな時もあったな。
今では、ふと思いついても行動にさえ移さなくなった。
寂しさばかりが追いかけてくるから。
朝から深夜まで、誰にも関わらず、自分の好きな1日を送ってみたいと思う事がある。
明日はやっと休みだー!と思っても、家族の1日のスタートに、自分が関わらずに済む事はないので、寝坊も許されず。
いつもと同じ時間に起き、食事の支度にお弁当作り。
たまには昼まで寝てみたい。
そう思う事はあるけれど、せっかくの休みに寝て終わりなんて、時間の無駄使いにしたくない性格。
結局、どうせ同じ時間に起きるのだから、何時になったらアレをして、これも出来るね。
午後になったらここへ行こう。
そしたら次はここへ。
何時までに帰って夕食の支度。
結局、自分勝手な時間の使い方は出来ないってわけだ。
たまにはこんなふうに過ごしてみたいだなんて、考えるべきではない。
無駄なたまには論。