10/7/2023, 7:19:16 AM
彼にとって私ってなんだろう。
都合のいい女?
「……みじめだ」
私はまたお酒を流し込んだ。
"過ぎた日を想う"
10/5/2023, 3:05:52 PM
『水瓶座のあなた! 今日の運勢は絶好調! 何もしなくても運気が舞い降りて来るでしょう』
急に今朝見たニュース番組で流れた『今日の運勢』を思い出した。
確かに今の私には運気が来ている。
あの占い師、当たるんだと感心していると隣から視線を感じた。
「な、なにか……」
緊張気味に答えると彼はニコッと笑い、「よろしくな」と軽々しく口にする。
「よろしく……お願いします」
たかが占い。されど占い。
ずっと好きだった彼と隣の席になれた。
それだけが真実。
"星座"
10/4/2023, 2:50:43 PM
『ねぇ知ってる? 文化祭の目玉のキャンプファイヤーで一緒に踊る男女は必ず付き合えるんだって』
教室で聞こえたありきたりな噂。
そんなことで本当に付き合えたら苦労はしない。
というか、ダンスに誘った時点で告白してるようなもの。
私にそんな勇気なんてない。
でも、彼が他の女の子と踊るのは見たくない。
そんなこと考えてる私は傲慢で卑怯だ。
私は来た道をもどり、彼が1人で歩いてるのを見つけた。
「あっ、あの!」
今までにない音量の声が廊下に響く。
私に気づいて振り向いた彼に私は精一杯の勇気を振り絞った。
「文化祭のキャンプファイヤー……。一緒に--」
"踊りませんか?"
10/3/2023, 1:13:33 PM
高校を卒業してから彼と会うことはなくなった。
何をしているのかも、どこにいるのかさえもわからない。
自分の気持ちを伝えられずに終わった高校生活。
正直、想いを伝えられなかったことは後悔しかない。
だから、次に出会えた時は一目散に走っていくから。
お願い神様。
彼とまた出会わせて。
"巡り会えたら"