勿忘草
花言葉は、忘れないで…らしい…
残念乍ら、わたしは花については、無知で、この勿忘草も、名前しか知らない…検索すると、青い花で、ヨーロッパが原産らしい…
勿忘草の名前を知ったのは、何かの小説か、童話だったと思う…あらすじも、タイトルも、何も憶えていないけれど、この花言葉だけが、心に残っている…
この、切ない花言葉に、なんとなく惹かれるのは、やはり、あのひとを忘れられないからかも知れない…
ブランコ
何時も寄り道していた小さな公園…ブランコとベンチとスベリ台と砂場しかない…
あなたとわたしの家は、逆方向で、分かれ道のこの公園が、放課後を過ごす場所だったね…
高校生になって、同じクラスになって、友達以上恋人未満な関係になって…
小さなブランコに並んで座って、とりとめない話で帰りまでの時間を過ごして…田舎で、寄り道する所もなく、時々缶ジュース買って、他愛ない話で盛り上って…
それから数年なんとなくつかず離れず関係が続いて…もう少ししたら、結婚式…
久しぶりの公園は、あの頃より少し古びていたけれど、あのブランコも、変わらず2つ並んで…思わず座って、少し漕いでみると、あの頃が蘇り…
旅路の果てに
多分、何処かを目指して歩いているはず…だけど、その目的地が何処なんだろう…
ただ、とりあえず何処かに行きたい…手持ちのお金をあるだけ持って、部屋を出て来たけれど…数千円しかない財布…
何時も生き当たりばったりで、凡そ計画性がなくて、気分次第で生きて来て…結局、1人粋がって結果がこれで…
周りと比べて、情けない自分が腹立たしいけど…電車にも乗れない、自分の足任せ…この旅の向こうには、何があるのだろう…
あなたに届けたい
誕生日のプレゼントに、何を贈ったらいいんだろう…ありきたりな、小物や、アクセサリーなんかじゃない、もっと他の何か…
でも、予算もないし、そんなアイデアも浮かばない…
何時も、あなたに、助けられてばかりで、あなたに何も出来ない非力なわたし…あなたのように、さり気なく、でも、喜んで貰える何か…
あなたの傍らで、あれこれ悩んでいるだけのわたしでも、屹度あなたに届けたい…
I LOVE…
中学生の時、初めてラブレターを書いた…同じ学年の女の子で、何日もかけて、書いては書き直しながら…
辞書や恋愛小説なんかをみながら、同時流行っていた、レターセットに、想いを綴って…
でも、その手紙は、彼女に渡す事は出来たけれど、返事すら無くて…今となっては、淡い思い出だけど、あの頃は、この世の終わりみたいな日々を過ごしていた…
あれから、何度となく、片思いを繰り返して来たけれど、あの女の子の影は、未だに瞼から離れない…