多田野一人

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11/26/2025, 3:06:45 PM

時を繋ぐ糸
この見えないけれど、手応えのある、何かがある…
それは、蜘蛛の糸のように、透明で、儚ない感じなのに、しなやかで、簡単には切れない…
手繰り寄せると、記憶の断片が、点々と連なっている…
思い出って名のそれは、わたしの手元から、離れそうで離れない…大切なのに、普段は、何処にあるのか分からない…

11/25/2025, 3:08:05 PM

落ち葉の道
黄色や赤や茶色い落ち葉が、カサカサと乾いた音を立てて、道を転がって行く…
そして、冷たい木枯らしが吹くたび、枝先に残る木の葉が、すっと落ちてくる…春の桜の様な夢心地はなく、何処か寂しい儚さを漂わせながら…
わたしは、その乾いて、何処か物悲しい落ち葉の道を、一人歩いて行く…

11/24/2025, 2:52:10 PM

君が隠した鍵
目の前の扉には、小さな鍵穴が、暗い影を見せている…
扉の向こうには、僕と君の大切な何かがあるらしい…ただ、それが何なのか、記憶を辿ってみても、そこだけが靄に包まれて、曖昧なまま分からない…
その扉の鍵は、君が何処かに隠したまま、見つけることが出来ない…目の前で微笑む君は、どうしたら、鍵の在り処を教えてくれるのだろう…

11/23/2025, 2:57:54 PM

手放した時間
あんなに、大切な時間だった筈なのに…初めて、自分の心が、満たされた時間だったのに…
それが、急に色褪せて来て、寧ろ嫌で嫌で、それまでの全てを、捨て去りたいとすら思った…
どうしてそうなってしまったのか、今でも分からない…多分、生きている意味を教えてくれた時間だったのに…
その時間の呪縛から、なかなか抜けられない…

11/22/2025, 2:59:36 PM

紅の記憶
山に点在する、真赤な紅葉…風に吹かれる度に、枯れ枝が目立ち始める…
毎年見ている光景なのに、その艶やかさとか、秋の彩りの美しさとか、それとともに、儚さも想うようになってきた…
春先の柔らかな芽吹きから、夏の命の謳歌を超えて、やがて次世代へのバトンタッチ…年を重ねる毎に、そんな、自分を重ねて、一人過ごす秋のひととき…

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