多田野一人

Open App
8/14/2025, 1:01:14 PM

君が見た景色
今、君が見ているのは、僕が、昔見ていた景色なんだよ…
勿論、上っ面は、大きく変わってしまったけれどね…でも、その本質は、何も変わってないんだよ…人間の生き方なんて、何も変わってないから…
同じ人間なのに、環境や立場や役割で、いくつもの顔や感情を持って、見えている世界も、同じなのに、違って見える…でも、事の本質は、簡単には変えられないから…
この景色に抱く気持ちで、同じ人間でも、その時々でまるで違う世界になってしまう…
君も、いつかそう感じる時が来るから、しっかり覚えていて欲しい…

8/13/2025, 3:40:00 PM

言葉にならないもの
どうしたら、あなたに届けられるんだろう…この、今迄とは違う、このドキドキ…
ずっと一緒に居て、手を繋いだり、おんぶしたり、取っ組み合いの喧嘩をしてきたのに…最近、何だか分かんないこの気持ち…
今迄、何気なく肩を組んでいたのに、何となく手が、伸ばせない…向かい合って、会話もできない…見慣れたあなたなのに、違うあなたに接しているみたいな感じ…
でも、それが何なのか、よく分かんなくて…ひょっとしてこれが、恋なのか…なんて思ってしまうけれど、でも、親友のあなたに、そんな気持ちを抱くなんてあるんだろうか…
甘えたいとかとも違うし…何時もなら、何でも気兼ねなく、あなたに相談出来るのに、何かできない…

8/11/2025, 6:19:44 PM

こぼれたアイスクリーム
そんなに笑わせないでよ…アイスが溶けちゃうから…
アイスを食べようとすると、変顔したり、こちょこちょしたりして、ちょっかい出すあなた…
なかなか食べられなくて、溶けて行くアイス…
隙を見て漸く口に入れた途端に、笑わせるあなた…思わず噴き出して、口から溢れてしまう…
ちょっと苛々して怒ってしまうと、いきなり唇を寄せて、わたしの口の周りのアイスを、なめてきた…びっくりして、見つめ返すと、涼しい顔したあなたに、ドキドキしてしまう…
溢れたアイスには、未練があるけれど、あなたの不意打ちに、アイスよりも早く溶けそうな私…

8/10/2025, 3:12:34 PM

やさしさなんて
ねぇ、そんなにやさしくしないでよ…勘違いしてしまうから…躓くと手を貸してくれたり、何だかんだ言いながら、荷物持ってくれたり…そんな小さなやさしさに、わたしの心は、ドキドキしてしまう…
ズルいよ、やさしいふりして、わたしの心を弄ぶなんて…知ってるんだよ…あなたは、誰にでもやさしいこと…わたしだけに、特別やさしいってわけじゃないこと…
何時も近くにいて、誰よりも、あなたを思っているのに…あなたのやさしいところ、わたしには、凄く切なくて哀しい…
いっそ、いじわるしてくれたら、こんなに気にならないのに…やさしいあなたは、大嫌いだけど、世界で一番愛してる…

8/9/2025, 3:29:21 PM

風を感じて
夏の野原に広がる草たちが、波打つように、靡いている…青々と茂るその中には、白や青紫や黄色の花が見え隠れしている…
湿っぽい風の中に、草の香りが入り混じり、夏の熱っぽさを感じさせてくれる…
夏風の暑くて、蒸せるような、独特の空氣に、暑さにげんなりしてしまうけれど、生き生きとした力強さも、夏の魅力だと、少しだけれど感じている…

Next