夢じゃない
これって、本当だよね、夢じゃないよね…あなたの側にわたしがいること…
今でも信じられない…あなたの優しい微笑みの隣に、こうしてわたしが並んでいる…ずっと憧れていた夢の向こう側…
まだ、少し怖いんだ…気がついたら、儚い夢を見ていたって…だから、もしも夢なら、覚めてほしくない…神様がいるなら、夢じゃないって、教えて欲しい…
心の羅針盤
優柔不断な私は、何時も迷ってばかりで、何も決められ無くて…どんどん置いてけぼりになってしまう…
でも、そんな時には、さりげなく、あなたが、現れて…優しく導いてくれる…私の歩調に合わせて、でも、しっかりと行く先を示してくれる…まるで、羅針盤みたいに…
またね
久しぶりの再会で、なかなか話は尽きないし、何時までも一緒に居たいって思ってしまう…
あなたは、矢っ張り優しくて、わたしの心を包み込んで、解してくれる…あの頃と変わらない、二人の距離…
本当は、あの頃と同じ想いを、伝えたい…ただの友達じゃ無くて、もっとその先に進みたい…
でも、また言い出せないまま、またねって言ってしまいそう…
泡になりたい
もう、此処にいるのが辛い…出来る事なら、消えてしまいたい…誰の記憶にも残らないように、私の痕跡が、この世の中に残らないように…
子供の頃に遊んだ、シャボン玉みたいに、パッと消えて、存在自体がなかったようになれたら、どんなに良いのか…
きっと、私は、存在したらいけない存在…何かの誤りで、偶然存在しただけのこと…
だから…泡のように、無かった存在になりたい…
ただいま、夏。
今年も、夏が巡ってきた…ギラギラして、熱風に、汗が止まらない…南国育ちだけれど、毎年最高気温の更新が続く夏に身体がついていけなくて…
そして、夏になると、あの頃の時間も戻ってくる…長い黒髪と、スカートを、夏風に靡かせ乍ら笑顔で駆け寄る貴女の俤…
夏の間だけの、2人だけの時間…今年こそは、貴女に伝えたいって、そう毎年決心して夏を迎えるのに…貴女に向き合うと、その決心が何故か融けていく…
そして今、その何度目かの決心を抱いて貴女と…