多田野一人

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6/19/2025, 3:27:44 PM

雨の香り、涙のあと
雨音が屋根を叩いた…さっき迄の青空は、嘘みたいに、黒く低くなっている…まるで、わたしの心みたいに…
久しぶりに、散歩がてら町中をぶらぶらしていたら、あのひとを見かけた…でも、その隣には、知らない人が寄り添っていた…まるで恋人同士みたいな、雰囲気で、見ていたら、急に胸が苦しくなって…気がつくと、家に戻っていて、ぼんやり外の景色を見ていた…
ポツポツ落ち始めた雨粒が、いつの間にか、糸のようになり…同じように、涙の止まらないわたし…

6/18/2025, 3:08:26 PM


運命の赤い糸の伝説って本当にあるのなら…
この小指に感じる、引き合うような感覚…誰かと繋がっているような…もしそれが、あなたなら…そんなことを想いながら、目には見えない多分繋がっている糸を想像している…
これが恋なのか、ざわめく心を感じるけど…都合の良い事だけに頼るしかないわたしの想い…

6/17/2025, 2:59:58 PM

届かないのに
分かっているけど…あなたへの想いが届かない事を…何時も側にいて、気まぐれな私に、嫌な顔もせずに付き合ってくれるあなた…ずっとそれが当たり前で、これから先もずっと続くって信じているけど…
でも、優しいあなたは、誰にでも同じで、それが不安になってきている…今の友達もいいけど、本当は、それ以上になりたい…ずっと前から、その気持ち気付いていたけれど、もしもって思うと、怖くて言い出せなくて…
あなたが、他の誰かと話しているだけで、胸が苦しくなるのに、素直な気持ち、伝えられない…こころの中に閉じ込めたまま、今も、こんなに近くにいるのに、言葉に出来なくて…

6/16/2025, 3:14:59 PM

記憶の地図
確かこの道だった筈…曖昧な記憶を辿りながら、歩を進めている…
それなのに、なかなか目標に近付けない…何となくは、進んで近くまで来ているのは分かっているのに…
頭の中では、あの頃の風景が浮かんで、懐かしい顔ぶれも見えているのに…

6/15/2025, 3:15:32 PM

マグカップ
誕生日に君から貰ったアニメのキャラクターのついたマグカップ…照れながら、先輩の好きなキャラクター探したんですよ…そう言って、笑った姿がずっと離れないよ…
中学生だったあの頃から、もうどれくらいの時が経ったろう…少し欠けて、傷だらけになったけれど、今でも、このマグカップで、コーヒーを飲むのが毎日の日課で…
時折浮かぶ君のあの笑顔に、また逢いたいって独りの部屋で想っている…

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