多田野一人

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4/2/2025, 3:17:02 PM

空に向かって
春風に乗って飛んで行く桜の花びら…煽られて、空高く舞っている一片が、だんだん小さくなって行く…
あの一片が、目に焼き付いて、忘れられなくて…皆んなと別れて、青空に吸い込まれそうな、淡いピンクの花びらは、何処まで飛ばされたのだろう…あのまま、空に飛ばされて、夕焼け雲になったのか…それとも、海に落ちて、桜貝になったのか…誰かの胸に溶け込んで、初恋に変わったのか…そんな取り留めのない空想が、少し病みつきな、春風の心地良い四月のとある午後のひと時…

4/1/2025, 3:12:17 PM

はじめまして
4月1日、新年度がスタートする…3月の別れから、新たな出会いのシーズン…始めては、毎年、ドキドキで不安とちょっとだけ期待してしまう…
たったの一日で、何か世界が代わるような、不思議な感覚…学校では、一学年代わるだけなのに、妙に誇らしく思っていた…其れが、大人になると、だんだんそんな感覚も薄れてしまう…でも、初々しい新人を見かけると、ちょっとだけ、背筋が伸びて来る…何となく大人の余裕を見せたくなるけど…

3/31/2025, 3:03:02 PM

またね!
久しぶりに会った同級生…皆んな、卒業してから、それぞれバラバラの道を歩いている…たまにあるクラス会も、年々参加人数が減っている…地元を離れたり、結婚したり、大病を患う事も…
それでも、あの頃は、男女別々だったり、グループがあったりで、それほど纏っていなかったのに、歳を重ねる毎に、色んな垣根が消えて行く…
そして、お互い抱き合いながら、またね!って惜しみ乍ら、それぞれの居場所に帰って行く…次のまた を楽しみに、集合写真をなぞってみる…

3/30/2025, 4:00:53 PM

春風と共に
春風に揺れる桜花が好き…咲き始めの桜花が、風に吹かれて揺れている姿は、初恋のあの人を思い出すから…帰り道の途中にある、小さな公園の片隅にある桜の樹の下で、偶然見かけた同級生…春風に吹かれてそよぐ桜花と、同級生の艷やかな黒髪に、ドキドキしたあの春の日…よくある光景なのに、あの娘の姿に、一瞬で恋に落ちた…結局、何も言えないまま、卒業したけれど…
春風が吹くと、毎年思い出してしまうあの娘…卒業してからは、一度も会わないままなのに…

3/29/2025, 3:35:15 PM


もともと泣き虫なのに、年々涙脆くなって来た…何でもない事で、涙腺が緩んでしまう…
何気ない日常なのに、例えば、捨て犬を見付けて奔走する高校生の話とか、一生懸命頑張っているボランティアの話とか…普段なら気にしない話でも、何のキッカケなのか、涙が止まらなくなる…

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