多田野一人

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3/17/2025, 3:11:44 PM

叶わぬ夢
大富豪になりたい…異性からモテたい…旅行に行きたい…色々あるけど、なかなか叶わないし、ただの欲張りなだけ…
わかっている…ただの夢見るだけの夢なんて、叶わないこと…夢の為には、それなりの日々を過ごすこと…いつも、出来ないことを並べて、言い訳にしていること…
でも、幾つか叶った夢もある…他人にとっては、当たり前のことかも知れないけれど…それも、諦めていた夢の幾つか…平凡な、ささやかな日常を、それなりに送ること…

3/16/2025, 2:56:36 PM

花の香りと共に
ぼちぼち、日も延びてきて、チラチラ花の便りも届き始めて…
山茶花から、椿や梅に変わって来た…風も、光も和らいで、春の匂いが、鼻孔を擽る…
目に映る景色に、どことなくホッとし始めるこの季節が…微かに薫るこの風を、どれ程待ち侘びていただろう…

3/15/2025, 4:01:45 PM

心のざわめき
あなたを見るたび、何気に落ち着かない…もちろん、あなたへの気持ちで、心が落ち着かないものはあるけれど…それより、私以外の人と、一緒に居ることが、凄く不安になる…
漸く、あなたに辿りついて、2人での世界を作るスタート地点なのに、外の誰かの影がチラチラするのが不安で…
この心のざわめき、自分の勝手な不安だって思うのに、どうしてもやめられない…

3/14/2025, 3:33:37 PM

君を探して
この出逢いは、絶対に運命だと思う…長い時間を超えての再会を、運命以外の言葉では、言えないと思うから…
最初の出会いは、小学生の時、同じクラスメイトだったね…その時には、たまに会話するくらいだったけれど、そのうち、一緒に下校したり、公園で遊んだりしたね…
中学生になって、2年生になる頃、急に、君の姿を見なくなった…後で、家庭の事情で、遠くに引っ越したって聞いた…まだ、携帯電話なんて無かった時代、もう、連絡の手段なんて無くて、淋しく思い乍ら、心の中に、しまっておいた…
そして、あれから、諦められ無くて、何となく、友達を辿り乍ら、君を探していたよ…でも、矢っ張り難しくて、何時の間にか、大人になって、そろそろ諦め掛けた時…
たまたま訪ねた、取引先で名刺交換したのが、君だった…こんな偶然…これがただの偶然だけじゃ済まない気がする…

3/13/2025, 2:54:27 PM

透明
見上げると、春の青空が、広がっている…少しずつ、視線を落とすと、霞の掛かる山並み、足元には、枯れ草に紛れて、緑の葉っぱが、見えている… 
一月前からすると、だいぶ柔らかくなった陽射しが、心なし、暖かく感じる…まだ、時折吹く風は、何処か冷たいけれど…
冷たく澄んだ青空が、少しだけ、白く薄らいできて、春の陽気が段々と拡がりゆく予兆が…

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