仲間
元々人見知りの激しい私は友達も少なく、クラスでも浮いた存在で…人の顔も名前も覚えられないし、名前と顔が一致するまで、時間もかかる…
それでも、数人だけの仲間がいる…ちょっとした趣味の集まりだけど、素の自分でいられるのが、嬉しい…余計な気遣いも要らなくてこの仲間なら、ずっと一緒にいたいと思える…
手を繋いで
やっとの思いで、あなたと、付き合い始めて、暫く経つのに…
まだ、手も繋げない…本当は、他の恋人達みたいに、腕を組んだり、戯れあったり、もう少しその先にも…心の中では、あなたと触れ合っていたい…って求めているのに…いざとなると、恥ずかしいのと、勇気が出せなくて…
ねぇ…早く、手を繋いで…
ありがとう、ごめんね
ありがとう…あなたと出逢えて、あなたの優しさや、気配り、サプライズな贈り物…あなたと過ごした、デートや、お家時間、ランチとか食べ歩き…
どれも、愉しくて、どんどんあなたに惹かれていく…何気ない日常の一コマを、他の誰かではなく、あなたと共に出来る事が、何よりも嬉しい…
でも…ごめんなさい…私からは、何も返せない…何時も、あなたから貰うばかりで…何時か屹度あなたの隣で、あなたの為に、生きていたい…
逆さま
あなたの一番は、私…そう思っていたのに、いつの間にか、遠のいていた…
あなたの側に居たくて、色々頑張っていたのに、気が付くと、あなたとの距離は、広がっていた…何時でも、さり気なく、あなたに近付いて、あなたの為に、時間もお金も費やして来たのに…
今は、思い描いた未来より、反対の現実が広がっている…どうして…ただ、あなたに、寄り添いたいだけなのに…
眠れないほど
気が付くと、あなたの事だけを考えてしまう…夜になると、余計に、心配してしまう…別に、彼かの、とかの関係でも無いけれど、私の知らないところで、あなたが、何をしているのかが判らないのが、不安になっている…
まるで、ストーカーとかみたいな感じだけれど、一人の部屋に居ると、他の何も手につかなくて、あなたを想って、また、寝れない夜を過ごしてしまう…