私だけ
優しすぎるあなたがイヤ…誰にでも親切で、さり気なく気遣い出来て、言葉も優しい…
本当は、私以外の誰かに、優しくして欲しくない…全て、私にだけ向けて欲しいから…
でも、あなたを好きになったのは、その、誰にでも優しいところ…
でも、知らない誰かが、勘違いして、あなたに恋してしまうのが、怖い…
奇跡の出逢いなのに、あなたが他の誰かと付き合うなんてイヤだから…
遠い日の記憶
あれから、どうしていますか…
中学の頃、あなたと一緒に過ごしたあの日々…
クラスでは浮いていたけどあなたは、何時も優しく
沈みがちな私を
支えてくれたね…
今でも、逢いたいです…
寂しい夜、悲しい時
あなたの笑顔が欲しい…
突然のお別れで
どうする事も出来ない儘になってしまったけれど…
でも…もう一度逢いたい…
空を見上げて
久しぶりに、夕焼けを見た
まだ、雨雲の残るその下に、眩しい夕陽が輝いている…その眩しい夕陽が、辺に漂う雲に、反射して、息を呑む美しさに、言葉を忘れた…ゆっくり沈んでゆく夕陽と、オレンジに輝く雲と、雲の切れ間に覗く青空
何気ない夕方の一コマだけれど、此の自然の織りなす美しさに、ちっぽけな自分の悩みが、少しだけ、可愛く思えた…
終わりにしよう
もう、そろそろ…あなたの声が、苦しそうに、聞こえる…何となく予想していていたけれど、聞こえないふりをしていた…そうなることを、遠い先の事に無意識に避けていた…
後ろ指刺される関係ではないけれど、でも、叶わない関係なのは、最初からわかっていたつもり…あなたと私では、住む世界も違うし、不釣り合いなのも、理解していた…
でも、私は、ずっと本気だったし、この想いは、ずっと変わらない…けれど、あなたを苦しめているのも、心苦しい…どうにか、此の儘…
手を取り合って
初めて、手を繋いだ時に、君の手が柔らかくて、意外と小さくて思わず、君の顔を見てしまった…すると、君の眼差しと重なる…
あなたの手、大きくて、硬くて、暖かいね…
そんな君の呟きが、僕の耳の中で、何度も反響して…女の子と手を繫ぐなんて、中学のフォークダンス以来で、それも、指先を合わせるぐらいしかなくて、ドキドキして、恥ずかしくて、手汗掻いてないか、ちょっと気になった…
でも、君の手の感触が心地よくて、嬉しくて、この時間が永遠に続いて欲しいと思った…
其れから、何となく手を繋ぐのが、普通になって、指を絡ませて、恋人繋ぎになって…これからも、ずっと君と手を繋いでいたい…って、思う毎日…