街
梶井基次郎の檸檬…じゃないけれど、久しぶりに、街に出た…
暫く、籠りがちな生活していた所為か、雑踏が一寸怖い…人々の視線が、突刺す様に感じる…本当は、誰も知らない私の事、見ている筈無い事、勿論判ってる…けれど、世の中から取残されて、僻みだので、そう思おうとしている自分に辟易し乍ら、人目を気にしている…街には、変わらない人々の風景と暮らしが在るだけで…
何となく斜に見ながら、そうしている自分が哀しく思える…
やりたいこと
慥かに、やりたいは、色々ある…
合コン、まだ誘われたことも無い…
大人買い、ケチな性分でなかなかできない…
居酒屋で生ビールを呑む、下戸な所為で叶わない…
ドライブ、免許はあるけど、運転嫌い…
だけど、本当にやりたいことは…
ここだけの秘密…
あなたと、二人で、未来を過ごすこと…
朝日の温もり
朝陽が眩しい…部屋のカーテンを開けると、半開きの眼に、眩しい光が、飛び込んでくる…
窓の向こうには、何時もの風景と、青空と輝く太陽が見える…
窓越しの朝陽は、明かるくて、何となく暖かく思える…屹度、それは、何か良いことありそうな予感…
岐路
あなたは、どっちに行くんだろう…
いつもの帰り道
そろそろ進路をどうするか
そんな話をしていた…
進学なのか就職なのか…
地元に残るか、他所にするのか…
まだまだ漠然だけれど
そのうち、決めなきゃいけない…
自分の進路よりも
一番気になるのは
あなたの進む道…
あなたとは、これからも
ずっと一緒に歩んでいたい
だから、一緒に選んで…
2人の未来を、
分けたくないから…
世界の終わりに君と
1年後に、大きな隕石が、地球に衝突するかも知れない…そんな観測が、ネットで流れている…もし、今の軌道に変化が無ければ、其の儘大気圏に突入して、大規模な爆発になるらしい…そして、隕石説で恐竜が滅んだ様に、人類もそうなるかも知れない…科学に疎くて、良く判らないけれど、どうすることもできないらしい…
もしそうなるのなら、せめて、その時迄は、君と一緒に過ごしたい…特別な事はしなくても、ありふれた日常を過ごして、この世界が終わる瞬間に、君との素敵な思い出を、胸に焼き付けて、ありがとうって伝えたい…