岐路
あなたは、どっちに行くんだろう…
いつもの帰り道
そろそろ進路をどうするか
そんな話をしていた…
進学なのか就職なのか…
地元に残るか、他所にするのか…
まだまだ漠然だけれど
そのうち、決めなきゃいけない…
自分の進路よりも
一番気になるのは
あなたの進む道…
あなたとは、これからも
ずっと一緒に歩んでいたい
だから、一緒に選んで…
2人の未来を、
分けたくないから…
世界の終わりに君と
1年後に、大きな隕石が、地球に衝突するかも知れない…そんな観測が、ネットで流れている…もし、今の軌道に変化が無ければ、其の儘大気圏に突入して、大規模な爆発になるらしい…そして、隕石説で恐竜が滅んだ様に、人類もそうなるかも知れない…科学に疎くて、良く判らないけれど、どうすることもできないらしい…
もしそうなるのなら、せめて、その時迄は、君と一緒に過ごしたい…特別な事はしなくても、ありふれた日常を過ごして、この世界が終わる瞬間に、君との素敵な思い出を、胸に焼き付けて、ありがとうって伝えたい…
最悪
どうしよう…あの人が、こちらを見ている…何でこんな時に…
別に、悪いことした訳では無いけれど、勘違いされそう…ただ、友達と一緒に買い物しているだけのことなんだけど、何故か、あの人に知られるのが、困るというか、誤解されるのが怖い…
誰にも云えない秘密
秘密…この言葉って、刺激的で、妖しい雰囲気を持っていると思う…他人には、云えない事なんて幾つもある…
あの人の事が気になるとか…ついつい目で追ってしまう…偶然を装って、話に加わったり…気づいて欲しいから、している…なんて今は云えないから…あなたには、ヒ・ミ・ツ…
狭い部屋
子供の頃から、一人部屋が憧れだった。いつも、妹弟達と同じ部屋で、中学生になっても、弟と一緒の儘…友人が、自分の部屋で、趣味のプラモ作りや、音楽の試聴だの、堪能している話が羨ましくて…
大人になっても、実家暮らしの後、結婚しても、一人部屋なんて持つことも出来なくて…それでも、小さくても、自分だけの部屋が欲しい…ささやかな夢のまた夢…