多田野一人

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5/27/2024, 2:27:10 PM

天国と地獄
あなたの腕の中で…優しい時間に包まれている…夢でも幸せだと感じる…そんな、ふわふわした世界に抱かれている… 
ずっと、夢見ていたこの感じは、まるで話に聞いた、天国かも知れない…それは、それで構わない…いっそ、此の儘…夢なら永遠に醒めないで…この刹那が、消えてしまったなら、そこは…

5/26/2024, 2:22:30 PM

月に願いを
日をまたぐ、就寝前、一人月を見上げる…まあるい月も、半月も、細い三日月もそれぞれに、美しく、神々しい…
そんなお月様に、愚痴を聞いて貰ったり、相談相手になって貰ったり、偶には、お願い事をしている…或時は、冷ややかに、別の日は、優しく、私を見下ろして…この、お月様を、あの人と、一緒に、拝めますように…そう、お月様にお願いしている…

5/25/2024, 2:24:27 PM

降り止まない雨
夕暮れの帰り道…急に降り出した雨…周章てて走って、近くの公園の屋根付きのベンチに駆け込んだ…子供の頃に、よく遊んだ公園で、懐かしい遊具や、真新しい遊具を何となく見ていた…
そして、不図、一緒に遊んだあの子を思い出して…砂場でトンネル作ったり、ブランコで靴飛ばししたり、ジャングルジムで鬼ごっこしたり…仲良しで、毎日暗くなるまで一緒に過ごした…
でも、どうして..も、顔も名前も思い出せない…目の前の雨模様と、一緒に遊んだ記憶が交差していくのに…なかなか降り止まない雨、思い出せない遠い記憶の中の、あの子…

5/24/2024, 2:48:46 PM

あの頃の私に
時間が巻き戻せるなら…
今迄に、何度もそう願ってきた…後悔の連続しかなくて、自分の不甲斐なさに、情けなくなってくる…
あの頃、もし、もう少しだけ、勇気があったなら…同仕様もない、堂々巡りで空回りして、愚図愚図しているうちに、一人取残されていた…其処から抜け出せない儘…

5/23/2024, 3:01:17 PM

逃られない
どうして..も、あの日から呪縛が解けない…もう、ずっと時間が経ったのに、あなたのあの瞳が、今でも蘇る…
あの日、いつもの様に、待ち合わせして、一日一緒に過ごして、夕暮れの公園で、私から、別れ話を切り出した…本当は、これからも、あなたと、同じ時間を過ごしたい…けれど、私が関わる事で、これ以上、あなたを苦しめたく無くて…他の人を好きになった…
そう告げて、そのまま立ち去ろうとしたとき、あなたは、私の心の奥底を探る瞳で、じっと見つめていた…それ以来、あたたからの連絡を無視して、いつしか、それも途絶え…でも、出来ることなら、あの頃に戻って、またあなたと、過ごしたい…でも、あの時の、あなたの眼差し、今でもずっと、哀しい…愛おしいあなた、でも、今更狡いよね…

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