多田野一人

Open App
11/28/2023, 1:59:52 PM

終わらせないで
ねぇ、憶えてる?あの日のこと…そうあなたに云うと、あなたは唇をキュッと噛んで瞳を逸した…
あれは、満開の桜の並木道で、お互いの気持ちを、確かめたあの日…ずっと片想いを温めていて、前の夜、ドキドキし過ぎて一睡も出来なくて…この櫻が散る頃には、もう逢えなくなるかもしれなくて、だからもしかしたら、もう二人で逢うきっかけも無くなるかも…何て思いながら、あの日を迎えた…
だから、決してこの関係を失いたく無いから…この先もずっとずっと続いて欲しい…

11/27/2023, 2:49:34 PM

愛情
あなたに、愛されたい…
日を追う毎に
どんどん欲張りになってゆく…
手が空く度、あなたを想う…
遠い存在のあなたが
私に、気付く事などないけどでも、あの日から…
あの日、あなたの事を知り
初めてあなたの姿に、恋して
…今はただ、あなたから
愛されたい…

11/26/2023, 2:56:42 PM

微熱
何となく何時もと違う…念の為に体温計を取り出した、が平熱を示していた…特に思い当たるものは無くて…
そして、昨日を振り返ってみた…すると、急に君の顔が浮かんできて、また体が熱くなってきた…
久しぶりに君から連絡が来て、逢わない?って言われて、待ち合わせをした…近くの居酒屋に入った。其れから普段飲み慣れないアルコールを口にして、すぐに酔って…途切れ途切れの記憶を辿ると、居酒屋を出て、酔醒ましに寄った近くの公園のベンチで、君とキスして…其処から先が思い出せない…ただ唇に残る君の感触と、君の瞳が…

11/25/2023, 1:32:15 PM

太陽の下で
冬の青空は、寒いけれど気持ちいい…北風が冷たくて、ポケットに手を突っ込んで猫背になってしまうけれど、凛とした空気も悪くない…陽射しもだいぶ低くなり、夕暮れも早くなり…色付いた木々がやがて枝だけになり、薄もやがて立ち枯れて、代わりに山茶花が彩りを添える…
でも本当は、冬は苦手で、でも、冬の青空は迚も好き…

11/24/2023, 2:23:39 PM

セーター
青いセーターを見ると、つい二度見してしまう…あの頃、よく見掛けたあの人も、よく着ていたから…すっと伸びた背筋、艷やかな長い髪、優しい目元…初めて見掛けた瞬間に、恋に落ちた…其れから、何度か見掛けたけれど、何も言えないままに、あの街を離れた…そして数年振りに戻って来て、また、あの通りを歩いてみた、僅かな望みを抱きながら…そして、あの人が着ていた青いセーターを探し…て…

Next