名前のあるノート

Open App
2/13/2026, 4:09:19 AM

アノコが気になってた。

私は独りだった。
鳥籠のなかの、ちいさなコネコみたいだった。

みんなは独りじゃなかった。
みんなは、雨あがりの虹みたいないろの、ぷかぷか浮かぶ しゃぼん玉に入っているみたいだった。

しゃぼん玉は、しゃぼん玉どうしがくっ付いて、どんどん大きくなっていく。

しゃぼん玉は、コネコの鳥籠には入れない。
鳥籠のなかのコネコは、しゃぼん玉を眺めることしかできなかった。

…私は、独りぼっちだった。

でも、アノコは違うみたい。
アノコも独りぼっちだけど、私の独りぼっちとは違うみたい。

アノコは、鳥籠のそとの、ちいさなコネコみたい。
ノラネコみたいに、自由なコ。

アノコが羨ましい。

…そんな、小さな妄想にふけって、私は鉄の柵から校庭をみおろした。

少し、ちいさく、振り返ってみた。
アノコは、こっちを見つめている。

この気持ちを伝えたい。

2/12/2026, 7:16:32 AM

学校の昼休み、アナタはいつも、ここの屋上で過ごしているね

アナタのいる屋上は、心地よい風がながれていて 幸せだった

風にふれた、つめたい鉄の柵から 校庭をながめるふりをして、
私は…とおくにいたアナタの、空のように うつくしい、澄んだ横顔をみていたよ

私は、この場所がすきなの

あたたかい風にいだかれているような、説明がつかないような安心感がすきなんだ

アナタは、きっと私の事はみてくれないと想うけど、
私は、アナタを… 目立たないところから、ひっそり見つめているだけでも いいんだ

それだけで、きっと幸せだよ