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9/7/2025, 2:28:39 PM

幼い私は、雨の中の君を見つける。
「大丈夫?」
しゃがみこみ、傘をさしながらそう声をかけると、
君は一つ小さな返事を返す。

君が入っていた箱には「拾ってください」の文字。
「捨てられちゃったの?」
そう聞くと、今度は寂しそうに返事をする。
「じゃあ、わたしがつれて帰ってあげる!」

それが、雨の日の私と君の出会いだった。

11/23/2024, 3:09:36 PM

落ちていく。

秋の挨拶の枯葉のすれ違いも
青い春の恋の思い出も
挫折を味わった時も。

落ちることも、抗い登りゆくものも、
全て幸せとは限らない。

人それぞれの幸福と、苦痛は
第三者から見ると、結局は紙一重なのだ。

11/17/2024, 1:55:40 PM

冬になったら寒くなる。

だけど、寒いのが冬じゃない。

冬はみんなで集まって団欒を楽しむ、暖かい季節だ。

11/14/2024, 1:34:57 PM

秋風……漂う季節はどこですか。
まじで
帰ってきて欲しいね
(冬の方が好きだけど)

11/13/2024, 2:36:24 PM

また会いましょう。
つまり、ひと握りのもう一度会えるという希望を残しての別れ。

それだけ残酷なものはないだろう。
砂粒のようにきめ細やかで小さな希望を強く握っていた指が、だんだん緩んでいく。
そして、その少なく小さな希望は指の隙間から流れ落ちてしまう。

残酷だと思わないか?
私はその別れを間近で、記憶にある限りは経験していない。

辛さを知らなくても、そう思う。
経験していないから、そう思うのだと思う。

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