後ろから気配を感じる。
後ろを確認してみたいが怖くて後ろを向くことが出来ない。
今までは気のせいかもと思い無視していたがだんだん足音が聞こえるくらい近づいてきた。流石に近すぎる。
今では微かに呼吸の音も聞こえる。気持ち悪い。
そう思った瞬間私は走り出していた。
ひたすら家に向かって走った。
だが家に着く直前、私が後ろを振り返った瞬間に後ろから追いかけてきていた何者かにナイフのようなもので刺された。
そこで私の目は覚めた。
なんだ夢だったのか。生々しかったから勝手に現実かと思っていた。気分が悪いから水でも飲みに行こう。
そう思いベッドから降りようとした。
しかし、床に足がついた時に違和感を感じた。
何だか床が妙に柔らかい。そう思い床を見ると
おじさんの血だらけの死体が転がっていた。
そのおじさんの顔には傷が付いていた。
私はその死体の頬の傷に見覚えがあった。
その傷は私が目が覚める直前に見た傷だった。
私が死ぬ前に見た傷は文字のようだった。
’’ひとゴロし’’
この言葉がナイフで引っ掻いたような傷跡として
おじさんの顔に残っていた。
不自然にもおじさんの顔だけには血が一切
付いていなかった。
その姿はまるで
右頬に刻まれたその言葉を見せつけるかのようだった。
「ちょっと待って!まだ言いたいことがあるの。」
何だよこの女。ダルいな。
「今までのことは全部私が悪かった。ほんとに
ごめんなさい。颯君に何されても嫌いにならないし
ずっと好きでいるって言ったのに裏切って
ごめんなさい。これからは絶対颯君の言うこと聞くし
否定もしないからもう一回だけ私にチャンスを
ください。これが最後のお願いです。
ほんとにお願いします。」
何だよこいつ。もうこの台詞聞くの何回目だと
思ってるんだよ。いい加減聞き飽きたわ。
もう軽く見積もっても数十回は聞いたぞ。
変わる気ないだろ。
「お願いします。私絶対変わるから。今回も
許してください。私のこと捨てないで。」
もうはっきり言うしかないか。
「もう無理。お前ダルい。お前以外にも女なんか
腐るほどいるんだからお前のこと捨てるわ。」
「やだ。だめ。捨てないで。私とさよならしないで。
さよならは言わないで。」
「もういい黙れ。最後に一つだけ言わせて。
お前の名前何だっけ?忘れちゃったわ」
──昼間の公園──
私の足元には闇が広がっている。
闇といってもそんなに大層なものではなく
ただの私の影だけど。
私の影の周りには太陽に照らされている
光の空間が広がっている。
私が動くと足元の闇も一緒に動く。
それにともなって光の部分も動く。
つまり光と闇の狭間は私の行動によって動く。
ただそれだけ。特に深い意味はないよ。
人間はいるだけで誰しも闇の部分をつくり出してしまう。
闇のない人間なんていないんだよ。
すごいいい人そうにみえる人も
闇の部分を必死に隠してるだけ。
君だけじゃない。
誰だって他人に見せたくない闇の部分はあるよ。
そんなに気にしなくても大丈夫!
それが普通なんだから。
もーっと長く書きたいのに勉強しないといけないから書けなーい笑。何かちゃんと意味伝わらなくても何かニュアンスで感じ取ってね!!笑
明日でテスト終わりだから明日から時間書けてちゃんと書く!!
👋
58m.
私の身体はまだ空中に投げ出されたばかり。
地面では人々が呑気に歩いている。
32m.
実際にはまだ2、3秒しか経っていないのだろうけど私の中ではもう30秒くらい落下している感じがする。
死ぬ前ってこんなに時間が長く感じるのかな。
14m.
もう半分以上落ちたんだ。
死ぬ前くらいもっと色々思い出す時間が欲しかったな。
6m.
みんなの悲鳴が五月蝿い。
人が一人死にそうなだけなのにそんなに騒ぐなよ。
距離0m.
「泣かないで」
あなたは私にそう言った。
そんなこと言うくらいなら浮気しなければいいだけなのに。