チャレンジ100(もう1つの物語)
あの時こうしていたら、あの人に会わなかったら、どうなっただろう。今より幸せな状況を想像すると、寂しくなる。もう1つの物語を想像しないほうが、気持ちが楽なようだ。
最近のアニメや小説では、二つの人生が交錯するとか、二つの時間軸がある話(パラレルワールド)が人気のようだ。豊かな想像力の賜物である。私には、パラレルワールドを想像できる柔軟性がない。
チャレンジ99(暗がりの中で)
その夜は、とても疲れていた。帰宅して鍵を閉め、玄関に上がる。ふらふらする。暗がりの中で、電気の壁スイッチに手を伸ばす。バランスを崩し、玄関の床に頭をぶつけた。
目から火花が出る、という表現は本当だ。青紫色の光が視界に広がる。時間をかけて起き上がる。幸い、大事にはならず、安心した。
ただし、メガネのフレームが外側に曲がってしまった。修理に出したが、完全には直っていないようだ。
この日以来、無理はできないと自分に言い聞かせている。油断禁物だ。
チャレンジ98(紅茶の香り)
家で紅茶を飲む時は、ティーバッグを使うことが多い。お湯を注ぐと、良い香りが立ち上る。ゆったりした気分になる。とはいえ、私は、茶葉の産地には詳しくない。ダージリンやらアッサムやら、全然分からない。
最近は、ペットボトルの紅茶も香りが良い。アイスティーで飲む時にも香りが感じられる。よく考えられていると思う。
チャレンジ97(愛言葉)
山、川とかいう合い言葉ではない。愛の言葉である。ありがとうとか、お疲れ様とか、お世話になりますとか、相手をねぎらう言葉だと思う。人間関係に、潤いを与える言葉だ。
「愛言葉」という表現を、初めて知った。広く使われる表現なのだろうか。
チャレンジ96(友達)
高校時代の同級生と、1年に数回、メッセージのやり取りをする。お互いに家庭を持ち、転職を経験した。転居もした。連絡がつくのが嬉しい。最近は、お互いの健康の話と、庭の花の話をする。家庭の話はしない。のんびりした話題を楽しむ。気楽な関係が、長続きのコツだろうと思う。