シウマイ弁当

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8/6/2024, 10:24:58 AM

チャレンジ17(太陽)
 朝の陽射しを浴びて腹式呼吸をする。寝ぼけた体を目覚めさせる。セミの声が賑やかだ。日光を浴びるのは体に良いという。しかし、最近の太陽は朝から強い。湿度もあるので、蒸し暑くてたまらない。夏を楽しむどころではない。
あまりの酷暑で、プールサイドを歩いていた子供が足の裏をやけどした。海水浴場にも、お客の姿が少ない。残念なことだが、太陽を避けて、暑さから身を守る夏になったようである。遠い日の海水浴が懐かしい。
 

8/5/2024, 10:35:37 AM

チャレンジ16(鐘の音)
8月には、日本各地で鐘が響く。平和を祈念する鐘である。戦後79年になる今年、戦争を知る方々は少なくなっている。ウクライナやパレスチナの情勢は、ますます混迷を深めている。
戦争の犠牲を、これ以上増やさないために。夏空に響く鐘の音とともに、今年も祈る。祈ることしかできないが、それが最も大切だと思うから。
 長崎の鐘という曲を聞くと、涙がこみ上げる。この歌に恥じない生き方をしたい。

8/4/2024, 10:29:39 AM

チャレンジ15(つまらないことでも)
つまらないことでも聞いてくれる相手は、よほど心の広い人である。たとえば、
 いやあ、今朝、寝起きに、ふくらはぎが突然つっちゃってさ、痛くて参ったよ。
という話をして、
 俺も、寝る前に湿布を貼らないと朝が大変でさ。と返してくれる人は、話を聞く忍耐と心の広さがある。家族でもない限り、他人の些細な変化に気をとめる人は多くないだろうから。
こんな取るにたりない文章で、良いのだろうか。つまらないことでも読んで頂けたことに感謝いたします。

8/3/2024, 10:19:27 AM

チャレンジ14(目が覚める前に)
意識不明の患者が回復するために、いくつかのリハビリがある。手のひらにドライアイスと温かいタオルを交互に置く。唇に少しの食べ物を乗せてみる。家族の声に反応するか。手や足を動かせるか。まばたきができるか。それぞれの段階によって、刺激の与えかたが変わってくる。再び目が覚めるまで、長い闘いが続く。わずかでも、反応があることを信じて。

8/2/2024, 10:19:57 AM

チャレンジ13(病室)
向かい側の病室から、今夜も嗚咽が聞こえる
  おかあさん、おかあさん
ふりしぼるような声で、母の名を呼ぶ
あなたの苦しさを、私は
分かち合うわけにいかない もどかしいけれど 
おかあさんに、夢で会えることを願う

空が白んできた
また、新しい朝が来る

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