たくちー

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2/16/2026, 7:01:23 PM

 単なる心の整理だ。この話は現実でありフィクションではないが、あなたにとってはフィクションかもしれない。

 夜中に自分がいない世界を妄想した。菓子パンを包む紙についたカスを食べるのが好きで「捨てないで!」と言っていたボクはいない。いつも座っているソファに姿が見えない。そんな世界。兄の視点から世界を見て何故か涙が溢れてきた。まだ夜中。布団の中で横向きに膝を曲げて身を強張らせる。胸が痛い。「痛い、いたい」と何度も叫び右へ左へ身体を転がせる。冷蔵庫の中の鶏の砂肝が胸を苦しめる。食べないといけない。でも朝はパンじゃないと食べれない。昼に後回しにすると苦しみに耐えられない。逃げ場がない。そんな思いで寝ていることは出来なかった。思考の迷路から抜け出せずにいると昔の記憶が再編成された。揚げ物にカラシをつけるとパンみたいな味だなって思い出した。それなら砂肝にカラシをつけたら分類上は肉ではなくパンになる。その考えに達すると少しだけ息が吸えた。いつもより早く起きて実践する。なんとか気を失わずに済んだ。そして今この文章を書いている。

意味が分からないと思うけどボクの世界においてはそんな独自ルールが存在する。この世界は制約だらけで、お金がなければできない事や社会的な制約(誰もが人生の主人公だから)が多い。でも個人的主観による独自ルールは制定から承認まで独裁国家のように決められる。だからこそ「肉にカラシを塗ればパンとして扱ってよい」なんていうヘンテコルールも罷り通る。

誰よりも自分の心を救えるのは自分自身なんだ。




題『誰よりも』

2/15/2026, 7:42:05 PM

 手紙には新聞から切り取られた「お悔やみの欄」に載る自分の名前があった。そして未来の私?(私は死んでる筈だから母からだろうか?) から一言。

「よく頑張ったね」

未来の技術でも文字数制限があるのだろうか。
簡潔な一文だけだった。



題『10年後の私から届いた手紙』

2/14/2026, 7:41:27 PM

 チョコをきっかけに「いつもありがとう」と言えたらいいね。バレンタインは日々の感謝を伝える日。こんな日くらいは怒鳴らず過ごそうよ。自分にも他人にも甘々な一日を笑顔で過ごしたい。




題『バレンタイン』

2/13/2026, 7:59:05 PM

「もうちょっと待ってて」母に伝える。
揚げ物をオーブンで加熱した後に電子レンジで20秒温める。火傷しない程度にアツアツなのが好きなんだ。ガリをほんのひとかじり。「温めていいよ」すぐにタイマーが鳴って持ってきてもらう。古い調味料の中から味のバランスを考えずに消費する。冷蔵庫にいつまでも入っているのが嫌だから。2口目は最近飲み込めない。ビニール袋に吐き出しながらダイニングテーブルの左右の椅子を戻す。誰かが座っていた訳ではなく、もし倒れた時に頭を床に打たないようにするため。「お腹すいたな。でも食べ過ぎた感じもして具合悪い」矛盾する感情が同居する。土曜日は買い物に行く予定なのだけど、どれだけ考えても苦しくない外食先が浮かばない。行きたい場所、食べたいモノは沢山あるけど、1口しか食べれないからどこも行けない。持ち帰りもあるけど店内で食べたい誘惑だってあるんだ。

いつの日か、口いっぱいに頬張れる日が来るだろうか




題『待ってて』

2/12/2026, 7:53:51 PM

 長年の疑問にボクなりの終止符を打つ。食後に失神して病院に何度も搬送された理由。それは「食べ過ぎてしまった」という圧倒的恐怖。あくまでボクの中の主観であって他人と比較すれば微々たる量でしかない。だけどボクの中では食べ過ぎだった。

既に飲み込んでしまったものに対して「闘う」ことも「逃げる」こともできないなら『死んだフリ』をするしかない。脳内が急激に熱を帯び、世界が回る。白目を剥き両手足を痙攣させながら失神する。胃の中のものを吐き出し食材としての品質の悪さをアピールする。何故なら"死肉"は食べられずに生き残れる可能性があるから。狩猟時代に刻まれた人間のDNAが無意識の生存戦略をとっていたんだ。

原因不明の失神は「生存のための死んだフリ」だった



題『伝えたい』

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