たくちー

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1/26/2026, 7:54:02 PM

 真夜中は流星のように駆け抜けた。除雪車の稼働音が響き渡り、ガリガリと鉄鑢のように削られるのはコンクリートだけではない。赤い点灯ランプが自室のカーテンを明滅させていた。
誰か助けてほしい。ミッド騎士みたいなくだらない名前でも構わない。人生は生きてるだけで苦しい。



題『ミッドナイト』

1/25/2026, 8:00:16 PM

 押し寄せる不安の濁流は慮りのない言動や未来の懸念によってもたらされ、五臓六腑を締めつける。そして安心は獣の姿をしている。何もしない自由を選択することが出来る。そのため安心を得るために不安を撒き散らす外敵を狩りに行く。行動こそが不安を消し去る唯一の方法だと本能が訴える。寒空の下、不安を狩りにいく。



題『安心と不安』

1/24/2026, 8:01:34 PM

 軍手をつけていると感覚が分からなくなると外すことを強要される。手はひび割れてボロボロで血が乾いていた。寒さにより指の感覚がない。常に見られているため軍手が必要な時でさえ使用してよいのか分からなくなる。カンナは詳しい理由を説明されることもなく直径5cm程度の木材の端を丸めるために斜めに持つように言われた。自分は何の作業をしているのだろうか?例えるなら、プラモデルのパッケージを見せられる事なく渡されたパーツを加工しているような理不尽。完成予想図が共有される事なく必要な作業だけを知らされる。軍事工場でもないのに秘密主義的なやり方。自分なりに検索したり動画を見て一応の納得がいく答えを導いておく。ただ、それでもモヤモヤする。この人は教えるのが下手なんだろう。どうさ全員に好かれるのは無理だから、この人からは嫌われてもいいやと嫌いな人リストに載せる。木材の角を下から覗くと逆光が角で煌めいていた。注意される事はあるが褒められる事はないため正解かは分からない。休日は不十分な仕事の説明を解釈して飲み込むことに費やされる。全てを忘れてリラックスする事が出来ずにいた。心は作業場から離れていない。



題『逆光』

1/23/2026, 8:59:40 PM

こんな夢を見たんだ。
 
「チャイムが鳴ったらピシッと動かないと駄目だぞ」チャイムが鳴る瞬間まで横になっていた社長から注意を受ける(言った当人は軽口のつもりかもしれないし何気ない日常会話だと思っているかもしれない。いずれにせよ、言った内容を既に覚えてはいないだろう)だが言われた方は胸にグサリと釘を打ち込まれたと受け止めた。

"そっちだってチャイムが鳴ってから動いているじゃないか"

(今までの信頼度は急速に下落して、少し空気にピリつきを感じる人物へとランクダウンする。そうなると巻き返しは相当難しい。あらゆる些細な事にも敏感に反応するからだ)

その後の仕事は同じセリフがぐるぐると頭を巡り、休憩している所を見られたら怠けているのではないかと思い、気の抜けない緊迫感を迫られた。テキパキと身体を動かし過ぎて早めに終わりすぎてしまった。そのせいで余計な仕事を増やされ、ようやく帰ろうとする時になって追加の仕事を教えられた。

ハッキリ言わせてもらう。帰り支度の手荷物を持っている入社したばかりの人が、呼び止められて新しい仕事を教えられる事がどれだけ嫌な事なのか、何故想像出来ない?

"それが仕事というものだ"という事もできるが相手の現在の精神状況を理解しようとしないのは頭が悪いといえる。

それでも必死にしがみついている。
序盤さえ越えれば面白くなるスルメゲーかもしれないし、そもそもログアウトする事はできない。

チュートリアルで嫌な気分になるゲームは即日返品される。そう…これはあくまでゲームの話だ。

そんなゲームをしている夢を見たんだ。



題『こんな夢を見た』

1/22/2026, 8:10:42 PM

 遥か先の未来、厳しい検査はあるが時空旅行が可能となった。人気なのは乗客員が幽霊のような存在として江戸時代や戦国時代の歴史的瞬間を直接見ることができるツアーだ。勿論、過去に干渉する事は出来ないが修学旅行先としても絶大な人気がある。

タイムマシーンは夢の機械ではなく、壮大なアトラクションとなっていた。



題『タイムマシーン』

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