たくちー

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12/15/2025, 6:34:34 PM

 誰かが光を求めて手を伸ばすなら、ボクはその背後の暗闇に佇む。目先の光に目が眩んで、居なくなっても気づかない。明日への光を手に入れて振り返った時、そこにボクはいない。その光はボクのものではないから。ビーチフラッグの旗みたいに奪いあう光。屍を踏み越えて彷徨う。亡者のように、蛾のように。



題『明日への光』


3日程お休みの予定

12/14/2025, 7:15:04 PM

 星になってしまったら旅行費がかかりすぎて地球に戻れない。だから閲覧無料な星になんてなりたくない。ドーム型の空間でプラネタリウムの星になる。

[閲覧料]
大人500円(小人300円)


小型のLED電球になって帰省用のお金を稼ぐ。
お盆には戻るから待っててね。


題『星になる』

12/13/2025, 6:46:25 PM

 言葉のハンマーが側頭部を直撃して肉体から精神を吹き飛ばした。「はぁ?なんだそれ?」一度は言われた事があるのではないか?部活を辞める際。仕事を辞める際。ボクはどちらでも言われた。そうなると相手は"どうせ辞める相手なんだから"と本性を露わにして何の制限もなく言葉の暴力を畳み掛ける。これらの行為は誰の目にも触れられないバックヤードで行われる。それこそ遠い鐘の音が微かに聴こえるような場所。だがこれで良かったのだ。日本ではこの状態になると次の仕事は相当厳しいが、命の危機から逃げ延びなければならなかった。その結果さらに苦しむことになるのだが、その時は自分の努力よりも運の無さを悔やみ、泣きながら足を引きずって前へ進もう。そうして今まで生きてきた。

"決して努力不足なんかじゃない。ただ運が悪かっただけだ。祝福を知らせる遠い鐘の音はもうすぐ聴こえるはずだ"



題『遠い鐘の音』

12/12/2025, 7:02:24 PM

 Let’s snow と書かれた雪だるまの木板がサンセベリアにぶら下がっている。玄関には有名なネズミのキャラクターがサンタ服姿で飾られていた。杉の木を模したガラスの置物はキラキラと七色に変化している。
冬がきてしまった。雪が積もると何もかもが億劫になる。体温維持にエネルギーの大半を消費する。もはや動くのが嫌になってしまった。外出する事もないため散文的な文章しか思いつかない。このまま雪と一緒に溶けてしまいたい。



題『スノー』

12/11/2025, 6:59:12 PM

 "オムライスが食べたい"と言われてオムレツを作った。お気に入りのチャンネルの料理動画で作っていたのがチーズオムレツだったから。フライパンの取手が取れないタイプだった為オーブンに入らず、見た目はパンケーキのようだった。ケチャップで推しキャラのサインを書いてあげた。オムレツってこんなのだっけ?と言われつつ「予想以上のものが出てきた」と味は好評だった。
料理の先には家族の笑顔があり、夜空を越えたような達成感があった。そろそろ「趣味は料理です」と胸を張って言えるようになってきた。



題『夜空を越えて』

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