9/21/2022, 10:41:43 AM
秋風謳
行く末に
彷徨いながら
天空見上げ
流される
雲と風の息吹
感じながら
哀しみの謳
口ずさむ・・・
肌寒が心地良く
切なさの匂い
刹那さの微笑み
瞳には哀しく
「時を刻む・・・」
変わり行く季節
残した足跡は
叶わぬ夢の残骸
薄れて吹く秋風
纏い舞い散り
届かぬ想う破片
又・・・ 此の場所で・・・
9/20/2022, 10:05:00 AM
麗華樹
鮮やかに咲くわ
愛しき華弁
樹の麓ヘ
艶やかに咲うわ
恋しき華弁
麗の世ヘ
愛サレル様ニ 何時モ…
死に染り
息吹かせた
最後の一片には
照らす美
揺らめいた
風と香る戯れに
涙動ノ彼方ニ 流サレ…
祈りの謳聲
包まれながら
微睡みと宵
出逢う夢現
戻れやしない
咲情の幻影
届く筈は哭くて…
静かに散り逝く…
9/19/2022, 10:21:54 AM
刻の逆鉾
罪から引き裂かれし躰
渦巻くは 辿る足跡
哀しみが誘うのは
私の罪・・・
囁く声の表裏
微睡みの眩暈
触れる傷みは
偽善に換わり
定め映し出す
虚礼の十字線
此の身焼かれて
孤高の孤独に彷徨う・・・
罪から引き裂かれし躰
渦巻くは 辿る足跡
哀しみが誘うのは
私の罪・・・
生から産まれ堕ちた躰
纏わるは 血潮の海
苦しみが嗤うのは
私の死・・・
戻れないならば・・・
9/18/2022, 10:04:37 AM
孤狼
取り残された
独り彷徨い
謌を奏でた
取り巻くのは
縛られ続け
傷みさえも
愛おしく 切ない…
繰り返しては
失いの日々
凍てた覚想
叶わぬ儚きに
追い掛ける
壊した概念
受け入れ 哀れみ…
刹那 纏い続けて
拒絶 塞ぎ続けて
虚像 創り続けて
脳裏 過り続けて
何時しか
聲は哭く始め
存在は…
9/17/2022, 11:41:05 AM
月幻華
宵現
闇照らし
咲かせた華
幻光
輝く華弁
哀しき一輪
今宵
人目知らず
煌めいた灯火
「望み産まれた訳では無い・・・」
刹那に凛と
独り淋しく
妖艶の香り
定めた命は
儚げに堕ち
散り逝く華
光失い 薄れて
生きたい・・・
活きたい・・・
往きたい・・・
逝きたい・・・
意味違うけれど
私には・・・ 同じ言葉・・・
「今宵だけでも・・・」