愁月
遮る闇に
光放ち
翳る刻に
煌めき
哀しげに嗤い
儚げに覗かせ
美しさと切なさの
混じり合う
美麗の神秘
煌やかせた月宵は
何を見つめ
雫を堕とし
鮮やかに縁取る…?
幾千の刻の中で
幾億の星の中で
触れられそうで
手を翳して掌に
遙か彼方
口付け交わして
刹那風に吹かれ
夢現の終わりを
何時迄も輝かせ
「刻ト共ニ…」
命廻絶
限り無く続く
闇に閉ざされ
意識は崩れ
奪われた視界
手繰り寄せた
絲は千切れ
「ワタシヲ 切リ裂サク・・・」
救われ無い嗤い
救え無い雫
朽ちる定めの生
廃に散る命
ワタシハ
存在等無イノダカラ
只 身ヲ任セルダケ・・・
ワタシハ
価値等無イノダカラ
只 身ヲ流サレ逝ク・・・
ワタシハ
思考等堕ルノダカラ
只 身ヲ捧ゲル物デ・・・
「ソウ・・・ 私ニハ・・・」
命廻絶
限り無く続く
闇に閉ざされ
意識は崩れ
奪われた視界
手繰り寄せた
絲は千切れ
「ワタシヲ 切リ裂サク・・・」
救われ無い嗤い
救え無い雫
朽ちる定めの生
廃に散る命
ワタシハ
存在等無イノダカラ
只 身ヲ任セルダケ・・・
ワタシハ
価値等無イノダカラ
只 身ヲ流サレ逝ク・・・
ワタシハ
思考等堕ルノダカラ
只 身ヲ捧ゲル物デ・・・
「ソウ・・・ 私ニハ・・・」
Klagen
光射す空虚に
翳す掌は
儚さの美しき
刻の中で
廻り輪刻の環
散りばめ
記憶の狭間に
触れた夢
凍てた瞳に灯した
想い煌やかせ
駆け巡る愛しさに
囚われ浮かべ
堕とした涙…
黒き羽根を纏う
包まれ
舞い散りる
白く染る破片は
優しく
風に載せて
遥かの地に辿り
朱く… 紅ク… 緋く… 赫ク…
誓愛
愛し 愛され続けて
哭いた 貴女に口付けて
深い眠りに
堕ちて逝けば… きっと…
何故… 出逢ってしまったのだろ…
何故… 触れ合ってしまった過ち…
重なり合う
愛しい程
抱き締めは
苦しくて
冷たくなってしまう…
愛し 愛され続けて
哭いた 貴女に口付けて
深い眠りに
堕ちて逝けば… きっと…
響く 声が痛過ぎて
哭いた 貴方を口付けて
時の終わり
堕ちて逝けば… きっと…
永遠の夢の中で…
離れない様に
手を繋ぎ
眠ろう…