晴風

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10/19/2024, 11:05:56 AM

 わたしは忘れないぞ。
 すれ違いに漢字があると言うことを。
 擦れ違い。
 最初はこう答案用紙に書いた。
 だが、いや、すれ違いって擦れないやん。じゃあ据れ違いか。と思いこの答えを提出してしまったんだ。

 いや、擦れ違いかよ。


――すれ違い

10/18/2024, 11:23:57 AM

 今朝はやけに早く起きた。普段は6時半に起きるところを5時に。でも不思議とすっきりしていて、二度寝をしようとは思わなかった。

 だかららしくもなく、紅茶を淹れてみた。姉からもらったアールグレイにお湯を注いでベランダに折りたたみ式の椅子とテーブルを出す。閃いて、昨日から読み始めた本を慌てて持ってきて一息をつく。

 きっとこれは夢のせいだろう。
 昨日金曜ロードショーでアリス・イン・ワンダーランドを観たせいか、旧友たちと楽しくお茶会をする夢を見たのだ。それは素敵なお茶会で、みんなドレスを着ているのだ。髪もしっかりセットしてあって、アップルパイをみんなで分けて食べた。そして最後には「また会おう」なんて言って別れた。


「お茶会、やってみようかな」
 私は紅茶のカップを持ち上げ空を見上げながら言った。
 よく晴れた、秋のことだった。


――秋晴れ


❥マッドハッターとか、ウィリー・ウォンカとか、ちょっととち狂った人が私は大好き。

10/16/2024, 1:43:55 PM

 


    死と生の瀬戸際をさまようと
   あんなにも綺麗な景色が見えるのね。



――やわらかな光

10/15/2024, 11:23:53 AM

 彼女と同じ空間にいると途端に行動を制限される。シャーペンを持つにも音を立てないようにしなくてはいけないし、スマホなんていじるなんてとんでもない。鼻だってまともにすすれないし、彼女を見ては絶対にいけない。

 いつだって彼女はこちらを見ているのだ。
 暖かいものなんかじゃない。その逆。
 冷たくて、鋭い眼差しを。明らかな軽蔑を。

 彼女が部屋から出ていくとどっと疲れて姿勢を崩す。しかしまた姿勢を戻す。いつ彼女が戻ってくるかわからない。そのことがたまらなくこわいのだ。


 もうやってらんなくて、テレビをつける。
 どうやら近くで火災があったらしい。厚化粧のニュースキャスターが言った。


「いっそのこと全部燃えてくんねえかな」



――鋭い眼差し

10/15/2024, 6:55:44 AM

    後で書く




――高く高く

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