大丈夫
いまもあんまり変わんない
だからって昔の自分を
杞憂って笑うことはないよ
いつだって真剣だったの知ってるから
じっとしててもやってくるのが朝
寝れないまま重い体を
引きずって電車に乗る
いつも終わりを待ってる
でもそんなに簡単に終わりは来ない
小さい終わりと小さい始まりを何度も
くるくる回して
未来が過去になる
大袈裟に考えないで
いつも見てるよ応援してる
未来の自分は絶対あなたの味方
ぴったりなお題くるやん
喧嘩売っとんかww
私だってそこで一緒に喜びたかったよ
こんなふうに世に出る日を一番待ってた
そりゃそうでしょ
私が考えて作り出した作品ですよ
最後までやりたかったに決まってる
でもあの時の私は限界だった
どんなに前向きに作ろうとしても
馬鹿にしたり邪魔してきたり
またはそんな奴を見て見ぬ振りしたり
叩かれる奴が悪いんだって陰口言ったり
そんな奴ばっかの環境で
私は自分のことだけに集中し続けるの無理だった
そういうのやめなよ、ダサいよ
って声を上げたが最後
モグラ叩きのプレーヤーからモグラに変わった
嫌なら辞めろ
代わりはいくらでもいる
何回言われたか
そんなの分かってる
そうじゃない
人間を人間扱いしろって言ってるだけ
でも獣の集団にそれは通じない
気づいたらボロボロだった
仲間を庇って怒っても叩く奴は減らない
朝は最悪、通勤電車で涙が止まらない
PCを開けても何も手につかない
いつも庇ってた後輩が休職した瞬間に
私の糸も切れた
その足で労基に行って
クリニックに行って診断書もらって
上司に叩きつけて
荷物を片付けて片付けて片付けて、、
私のかわいい試作品たち
まだまだ作ってあげないといけなかった材料たち
全部全部ゴミ箱にぶっ込んで
逃げるように辞めた
後悔しないわけない
私は作品を作り続けられたはずだった
今日のこの発表を私自身がするはずだった
引き継いでくれた同僚には感謝しかない
でもそこに私はいない
その事実が重くのしかかる
ひらひら舞うビニール袋
地上からどんどん離れて登ってく
宇宙までも行けそうだね
密度の低さが羨ましい
自分の重さに耐えきれない
生命に価値がありすぎて
私、意識が飛びそうよ
気体になりたい
実体を薄めて薄めて
霧散してしまいたい
なのにまだ液体にさえなれない私
昇華されたいしてほしい
太陽もっと照りつけて
今日こそ蒸発して風に乗って空へ
嫌なものを凝視しちゃう性分
なんでそんなことすんの
なんでそんな言い方なの
揚げ足取りじゃないよ
おかしいことおかしいって言ってるの
声を上げることが大事って
運動家が言ってる
わかるわかるよ
黙ってることは容認と同じ
でも私の人生はどうなるの
声を上げることで確実に
居場所が狭くなるのよ
スルーできない性分を恨むときがある
もっと強くなりたい
筋トレして格闘技習えばいいって?
そうね、そしたらまず一番にお前をやっつけるよ
状況で変わる善悪じゃない
普遍的な権利を欲しているんだ
地下鉄出口、長蛇の列
いい大人が静かに牛歩
国会でもないわきょうび
この階段設計したやつ出てこい
使う人と作る人が別だからこうなんの?
お金?大人の事情?
とにかく朝からうんざりさせんの勘弁して
起きて電車乗るだけで限界よこっちは
狭い階段を登り終えると
カッと照りつける太陽
光合成できたらさぞ嬉しいだろう
進化を巻き戻して葉緑体手に入れたいね
多くは望んでないはずよ
生きるだけでいい時間の流れを
こんな複雑にした
過去の先祖に恨み言言わせて