夜の闇に呑み込まれそうな深夜
上手く息ができなくなる
近くからカタカタカタカタと音がする
小さな命が何キロも走る音
小さな足音が小さな幸せな朝を呼ぶ
雨上がりに虹を観た時たった3色だった
7色の虹に期待しすぎてしまったのか
同じ虹を観た君の瞳に3色彩っていた
私の瞳にも3色あるだろうか
合計9色の色した虹は
期待を遥かにこえていた
どこかで「またねー!」と子供の声がする
やまびこのような「またねー!」が聞こえる
また会う約束の言葉
bye byeは「さようなら」に聞こえる
だから私は何度も「またね」と君に言う
貴方が繋いでくれた手は大きくとて
私には優しすぎる手でした
貴方が離してくれた手は記憶を遺して
私を今も離さないの?
君と同じ道を歩くには夢は現実だと思い知らされた
夢が現実になったら別れていく道
ひたすら願っていた君とまた会える日を
叶わぬ願いが夢になってしまった