うずくまって耳も塞ぎ独り泣いていた
何も見たくなくて下を向いて動けない
「大丈夫だよ」と誰かの声がした
少しだけ勇気を出して顔をあげたら
君の背中が見えたから
泣きながらでもまた立ち上がれたんだ
君の背中がなければ
私はずっとうずきまり独りで泣いていた
静かな夜明けのように
小さな命は私のもとを去った
もう朝がこないのに
もう夜明けしかないのに
今日も私は夜明けを待っている
自分をだましてだまして逃げていた
人は変わらなくても関係は変わると
そんなの無理だと知っているのに
小さな勇気をだして
そっと離れる
清々しいまでに離れた人達
傷つくかと思い込んでいたら
だましてた心が軽くなっていた
小さなな勇気の私の話し。
いつだって私の羅針盤は祖父母だ
例え、この世にいなくても
祖父の無口な有限実行を
祖母の芯のある生き方は
私の中の心の羅針盤
明日に向かって歩こうとする、でも足がすくんで動けない
しゃがみこみ、うずくまっていた私に
明日にいる誰かの声がする
泣きはらした顔をあげると声がする
大丈夫、明日にあなたがいてくれる