tat

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11/28/2023, 5:19:07 AM

愛情と執着を勘違いしている馬鹿がいる。どこにでもいる。
自分がきれいなつもりで訳知り顔でくっついてくる馬鹿。
早く離れないといつかのあいつみたいになる。

けど執着ってのは「熱」みたいなものだからそこにあると気持ちがいい。
もう少しこのままにしてもいい。






愛情を知らないバカなあんたに教えてあげる。

愛情ってのは「そこにいていい」って言葉にしないでも伝えることだ。
いっしょにいて眠れるってことはあんたは溺れてるってこと。


2023/11/27 愛情

11/27/2023, 8:05:10 AM

びねつみたいな温度で触れるあんたの手が好き
だからだめになる

2023/11/26 微熱

11/26/2023, 4:47:47 AM

ちょっと変わったあいつは太陽の下は似合わない

「なんてことはないし。むしろ溶け込んでるし」

土曜日の昼下がりの公園は親子連れが多い。
そんな中で1人ベンチで寝ているあんたを見つけたのは本当に偶然。

(家にいられないなら呼んでくれたら行くのに)

もちろん起きてるあんたに言うことはない。言うつもりもない。
あんたがこっちに手を伸ばすまで待つつもり。
だから寝てるあんたの隣に、しれっと座ってやった。
あー、太陽ってあったかい。


2023/11/25 太陽の下で

11/25/2023, 3:39:35 AM

「なんか似合わない」
「部屋にある服でいちばんあったかそうだった」
「でも似合わない」
「お前の口はそれしか言えねーの? なら黙ってろ」

わかった。黙るよ。
黙って背中から抱きしめた。家のクローゼットの匂いかな。嗅いだことがありそうな匂い。ずっと押し込められてたんだろうな。

「おい、じゃま。はなれろ」
「……」
「おーい…くそっ…はなれろ…」
「…」
「あーもう…なんか言えよ」

黙ってろって言われたし。


2023/11/24 セーター

11/24/2023, 2:57:04 AM

「髪の色明るくなってない? 色落ちてる」
「あー? 前に行ったのいつだっけ」
びよういん、と口にしながら毛先を摘む。日に透かされて金髪みたい。いたんでる。
ぱさぱさと静電気でたってる髪が子供みたいで笑える。
はっきりそう言ってやったら、じ、っとこっち見てきた。何かイヤミを返そうとしてるのかと思って黙って待ってたら、
「おまえの髪、いっつもツヤツヤなのな」
歪んだ唇。嘲笑と微笑みの間。
それ、どっち。
どっちでもいい。その間。またあんたに落ちてしまう。

2023/11/23 落ちて行く

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