「これまでずっと」
正しいことをしたいと思いながら
ルールを破ったり怠けたり嘘ついたり言い訳したり
全く正しくないこともしてる
努力は嫌い
綺麗事が好き
悪口は言いたくないけど
愚痴はポロポロいう
お調子者で
できないことも引き受けてしまう
悪者になりきれず
偽善者で
そうやって
生きている
ずっと言い訳しながら
道をグネグネと進んできた
後悔のない生き方など
かけ離れている
そんなのわかってる
かっこ悪いなあ私
でもこれからも
多分ずっとかっこ悪い
一番かっこ悪いのは
こんな私も存在していいと思ってること
まだもう少し生きてく
これからも
「1件のLINE」
お友達の申請
あなたから
無視してやったわ
わたしから
罪悪感とか理由はどうでもいい
私をこれ以上かき乱さないで
なれない手つきでお互い登録し合った
あの頃とは随分変わってしまった
ブロックしたのは
あなたから
たくさん泣いた
なんでって悩んだ
だからお友達には
もうなれない
やっと立ち直ったの
あなたから
「目が覚めると」
明け方か夕方か
わからないほど
深い眠りから覚めた
さっきまで君がいた世界は夢
ーわかってはいるけどー
布団に顔を沈めて
涙腺に蓋をした
目が覚めるたび泣きたくはない
1日の始まりに泣きたくはない
窓を全開にして
風よ吹け!
悲しい始まりはなかったことにして
今日も「おはよう」
テーマ「友達の思い出」
「青梅」
歩いて30分かかる登下校の道は
小さな竹やぶや
電車が間近で見られるフェンスがあり
季節によって野いちごやオシロイバナ、クローバーの花が咲く。
今の子供はお家に帰ってゲームとか習い事とかだろうけど
私達は毎日会う友達との別れが惜しくて
登下校に寄り道してたくさん遊んでいた。
舗装されてるとこはあんまりなくて
土を掘ると蜘蛛の子供の入っている袋があったり
野草もたくさん生えていた。
一度だけ、友達と他人の家の木に登って大きな青梅を取った。
4人くらいで1個ずつ、こっそり食べた。
梅干しを想像してたからまあ、
まずいまずい。
4年生くらいだった。
うちに帰って冷静になって「私達ドロボーじゃん」と思ってとても反省したし怖かった。
他人の家に入るなんて二度としなかった。
それがテーマを読んでぱっと思い出した思い出なのですが、
寄り道にしたって他人の家に入ったことにしたって
今考えたら悪いことばかりで
知らずにあんなことしてたなんて信じれないなあと思うけど、
自分の子供には青梅食べたみたいに口を酸っぱくしていいます。
「寄り道しないでまっすぐ帰りなさい」
「星空」
いつまで私泣くのかな
窓を見たら空も泣いていた
私と空は似ているね
最近泣いてばかりだ
でもね
雨雲の向こう側には
見えないけどいつも満天の星
涙が乾けばきっと
輝きがはっきり見える
この季節終わる頃
君との思い出を全部捨ててしまったら
きっと
星空の下で笑えてるはず
私も輝いてるはず
きっと絶対