12/13/2023, 10:53:52 AM
空っぽのあたしに誰でもいいから愛を注いでほしい。空っぽのあたしはいつも誰かの愛を奪い喰らう、喰い尽くしたらまた誰かの愛を奪うの。ダメなことってわかってるのでも止められないのだから愛を喰らい尽くしたら愛を叫ぶ。叫んで知らせるの!
”誰かあたしに愛を分けて!誰かの愛を奪い尽くす前に!”
そしたらきっと誰か気づいてくれるそう思ってるわ。
誰でもいいからあたしに優しい愛を注いでください。
11/13/2023, 11:36:01 AM
あなたが暗闇でもがいていた時、私はずっとそばにいた。
あなたが暗闇から出られた時、私はずっと見守っていた。
それを見届けると私は光の方へそっと向かっていった。
10/4/2023, 8:56:30 AM
もしもまた巡り会えて、その時も変わらず思ってくれているのなら、もう一度聞いてくれないかな。このとんでもなく広い世界で数多に存在する人間の中から、もし私達二人がまた巡り会えたらそれは偶然ではなく必然だからね。そしたら酒を飲み交わしながら昔話をしよう。そうして最後に同じ質問をしてくれ。それじゃあまた会おう。
そう言ってあなたは旅に出た。もうあなたとは会えないかもしれない、そう思うと寂しくなった。あなたはのらりくらり飄々としていて大事なことも言葉にしない様な人だったけど嘘だけはつかなかった。
だから私も最後に「また会いましょう。」そう言って、あなたが見えなくなるまで手を振り続けた。
9/27/2023, 10:08:39 PM
通り雨
通り雨と一緒に逃げるように帰った。空は澄みきった青。きっと空も私みたいにほんのちょっと悲しくて泣いていたのね。
9/13/2023, 11:35:25 AM
少女は冷たい空気を胸いっぱい詰め込んだ。銀のバケツをもってまだ薄暗い森へ入った。白い足で深緑の道を歩く。小川に着くと、青く煌めく水をバケツで掬った。バケツを持って、暖かい木漏れ日の降り注ぐ森の小道を歩いた。赤い唇で朝を歌いながら。