冬に向けて、木々たちは葉を落としていく。
葉を失うことで寒さから自分の身を守っているのだ。
失うことを生きる仕組みに取り入れた木々には尊敬の念を抱く。私にはできない。手放すことは、新しいことに手を出すよりよっぽど怖くて難しいから。
それなのに木々は、毎年失い。そして、葉を失ったおかげで春を迎える。
青々と、自分たちの成果を自慢する。
今年も、最後の一枚を木枯らしが攫った。
私の秘密の箱は、誰にも見せたくないもの。
もし見せてしまったら、死にたくなってしまうかもしれないもの。
黒歴史も確かに見せたくはないけど、それよりも、…もっと黒くて、どろどろしたもの。
誰もがきっと持ってて、私だけじゃない。
ちゃんとわかってるけど、私は他の人よりきっともっと、どろどろしてて、汚いから。
普段ときっと、全然違うから。
もし否定されてしまったら、「似合わない。」そんな言葉でさえもきっと否定だと捉えてしまうから。どうしようもなくて絶対に見せられなくて、その箱に入ってるもの以外なら「似合わない。」って言われても大丈夫なのに。
一番汚いのに、一番大切だから。
想像するだけで、泣きたくなる。
でも知って欲しくて、受け入れて欲しい。
絶対に見せられないから暴いて欲しい。
暴かれても大丈夫と、安心できるような人に。
そんなわがままも。きっと、
フレンドと友達。
フレンドの方が軽い気がするのは私だけかな?
より簡単に繋がれて、それでフレンドよりも深い仲になれたら友達。私は何となくそう思ってる。
フレンドっていうのはさ、多分ネット上だけじゃなくて現実でも適用していいと思うんだよね。
もちろん。わざわざ言う必要はないよ?
でも、ネットで声かけるみたいに「あ、この人とフレンドになりたいかも。」って思ったら声かけるっていう軽い気持ちで輪を広げていけたら。新しい場所に入るのも怖くなくなりそうじゃない?
まずはフレンドから。
そこから、気が合ったら友達に。
いつも一緒なら親友に?
気軽に生きてこ。friends 。
私はとにかく朝が弱い。だけど、彼は毎朝私の朝食とコーヒーまで、一緒に作ってくれる。
一度だけ起きれなくてごはんもコーヒーも冷たくなってしまった時があったんだけど、その時は彼がまだテーブルに座っていて、私がきた途端とても悲しそうにこちらを見たのを、よく覚えている。
彼が朝食を作ってくれているのは、きっと朝仕事に遅れないように。っていう気遣いだ。だから、私も彼を悲しませたくはない。
よし、明日も起きるぞ!
アラームがついていることを確認して、私は今日も眠りにつく。
絶対に起きる。もちろんコーヒーが冷めないうちに。
彼の悲しむ顔は見たくないから。
パラレルワールドを見ることはできない。
会うことはできない。
だから、ここが何の分岐かなんてわからない。
何億もあるうちの一つかもしれないし、ここが唯一かもしれない。
本物なんてどこにもいない。証明できやしないから。
仮想の自分と比べるのは、妄想の中の何でもできる自分と比べているようなものだ。
実在しない。会ったことのない人と比べるのも、そう変わらないだろう。
あまり考えないで、苦しいなら。