猫背の犬

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6/22/2024, 11:48:09 PM

当たり前の日常が崩壊するのはあっという間だ。「もう無理そうかも、ごめんね」その一言ですべてが終わった。粉々になってばらばらになった日常は元には戻らない。できるのは惨めに追い縋って泣くことだけだった。出来損ないの日々でも愛していた。言葉することができなくてごめん。それから言葉にしなければいけないほど、俺にはなにもなかったんだね。もう会わないと思うけど、元気で。次の日常では笑って生きてよ。

6/21/2024, 10:59:58 AM

水色が好きなのは、あの人の瞳の色だから。もう会えないけど、ずっと忘れない。いつまでも憶えているよ。思い出のすべてが色褪せたって、ずっと抱きしめて離さない。好きだった、とても。

6/20/2024, 12:37:13 PM

あなたが居たから俺は不幸になった。最初からなんとなくこうなることはわかっていたし、関わるべきじゃなかったんですよ。どうして俺なんかに笑いかけたんですか?最初から陥れようという算段でもあったんですか?俺が死んでも俺の葬式には来ないでください。俺はきっと永遠にあなたを許せないだろうから。魂が抜けたあとだってもう二度とあなたには会いたくない。さよなら。来世でも会わないことを願っています。

6/20/2024, 9:13:42 AM

あの人の濡れた肩口が申し訳なかった。寄り添い、相合傘をした六月の紫陽花通りでのことを忘れられない。いま、どうしてますか。僕は相変わらずです。

6/18/2024, 11:48:08 AM

「私が死ぬところを見ててほしいの、絶対に忘れないでほしいの」向こう岸に立つ君が俺に電話をかけながらそう言った。嫌な予感はずっとあった。胸がざわついて仕方がなかった。なのに足が竦んで動かなかった。“ブツッ……ツー……ツー”という音が鼓膜をふるわせてきたとき、落下していく君を追うように視線を這わせていた。ああ……もう終わりなんだって思いながら、ただただ立ち尽くしているだけしかできなかった。もうなにも取り戻せない。ただあの日に縋る。神にないものねだりをする。落下していく君が頭から離れない。俺はなにをしているんだろう。なにをしていたんだろう。ごめんな。

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