たらことかずのこ

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9/14/2022, 1:45:57 PM

あの日、僕はかっこいいスーツを着てた。
隣の君も特別な服。白いドレス。
すごく綺麗。言葉に出来ないほど。

あの日、僕の命が尽きるまで君を守ることを誓った。
死んでも忘れられないあの日。

まさか、こんなことになるなんて。
君が先に死ぬなんて。

目の前の君はあの時よりやつれてる君。
身体にはいくつもの管が繋がれ、
液体が入ったパックは何回交換したかわからない。

命が燃え尽きるまで、命が燃え尽きても守ると誓った。
ずっと隣にいると誓った。叶うと思った。
いや、叶えるんだ。

あの日と同じ、君の隣で
覚めない眠り僕はにつく。

9/12/2022, 7:37:17 AM

今日の日のため。

これを買ったのも。
忘れずに毎日めくったのも。

これを買った日に、この日に丸をつけて、飾り付けて。
めくる度に、破る度に。
自分の努力が報われると信じて。
頑張って、頑張った。

結局、手に入れたものは
くしゃくしゃに丸めた紙、365枚。
悔しさと後悔。

なにも残らなかった。

9/9/2022, 1:20:45 PM

やっぱりいいよね。
いい曲って、色褪せないよね。

そんなことを誰かが言ってるが聞こえる。


私はあの曲が少し嫌い。

あの人が好きな曲だった。
何よりも大切だった人。

報われない努力、逃れられない運命
人も神も仏にも見放された。みんな敵だと思った。
全てが花のように散り去った。何も残らずに。
それは、一瞬で一生だった。


あの人は世界に一人。
私が他人に向けてたった一つの愛。
世界に一つだけ。たった、一つ。


桜は散るのが美しいと言う。
いつかこの桜のように、あの時見た桜のように。
私たちの物語が、散り落ち地面に落ちたものが、
誰かが美しいと手に取る日を願って。

あの時と同じ花束を持ってあの場所に向かう。

9/7/2022, 1:27:33 PM

それはまるで、風に舞う花びらのように。
揺れる木の葉のように。

規則正しく。
時に自由に、不規則に。

カラフルに、モノクロに。

激しく、穏やかに、

生命の輝きと、
死の恐ろしさを忘れずに

まるで踊るように…。

9/4/2022, 12:49:47 PM

さっきまでの雨が嘘みたい。
窓から見る外の景色はきらめいている。
雨露が太陽の光を反射している。
よく見ている景色なのに、初めて見るところみたい。

これ程輝く道を歩けるのだろうか。

私の頭は遠くに移動した雲みたい。
モヤモヤして、黒くて。
私をすっぽり包み込む。

だから、不安を無くすため。
これ以上心配事を増やさないように。
後悔しないように。
この先の輝く未来のために。
今出来ることをやるしかない。

目の前の珈琲は氷が溶けて薄くなっている。

少し、休憩しよう。
財布とスマホを持って、外の世界を探検に。

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