冬華(トウカ)

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10/27/2024, 1:04:25 AM

…愛言葉って何
なに、カッコつけてんのか知らないけど、あんた、結構イタいよ?

…ちょっ、耳元で好きっていうのやめて?くすぐったいし、恥ずかしいし…

だから!やめてって!なんで耳元で囁くんだよ!
いや、大声で言って欲しいわけでもないけど!

…いやね?嬉しいよ?嬉しくないわけがないじゃん?
ただね?耳元で囁かれると…恥ずかしいっていうか…

ヒャッ!
だから!もう耳元で…もう知らない!

ッ、何!?急に抱きしめて…ごめんって…別に怒ってないし、ただ、少しびっくりしただけで…

…もう、耳元で囁くのやめてくれる?
やめる?やめるって言ったね?信じるからね?

…全くもう…本当に、なんていうかさ…


ひゃぅ!だから!もうやめてって言ったじゃん!
ばか!


…もう、
『私も、好きだよ…』
あぁ!恥ずかしい!もう終わり!

10/23/2024, 9:11:11 AM

ぴゅう、と北風が吹く

冷えた風が、僕の肌から温もりを奪いとっていく

空を見上げると、冬の色を含み始めた青色が、空に広がっていた

「…衣替えしなきゃ」

道の真ん中で、1人呟いて、足早に家を目指した

10/20/2024, 11:07:39 PM

始まりはいつも、君が僕の手を引いて
僕に新しい世界を見せてくれた

君が先導して、新しい道を切り拓いて
臆病な、変化を恐れていた僕を、変えてくれた

始まりは、全部君だった

僕がゲームにハマったときも、勉強をするときも、運動をするときも、旅行をするときも、付き合うのも、結婚も、始まりはいつも、君だった


…終わりも、君なんだね

10/17/2024, 12:19:23 PM

忘れられない、あなたの横顔

忘れられない、あなたの背中

忘れられない、あなたの手のひら

忘れられない、あなたの温もり


声も、香りも、仕草も、写真も、服も

私にとっては、痛くて、辛くて、苦しくて、悲しいもので、
早く忘れてしまいたいのに

忘れられない、忘れてはいけないと、思ってしまう

なんでなの?はやく、私の中からいなくなってよ

「ばか…ッ」

10/17/2024, 6:36:03 AM

今日は冬の入り口に立っているにもかかわらず、暖かく、柔らかな光が、ほわほわと降り注ぐ

時折肌寒く感じる風が吹くのは、もう10月だということを感じさせる

隣を歩く君の手をするりと繋ぎ、少し恥ずかしそうに僕に笑いかける
「ちょっと恥ずかしいね」
なんて、可愛いことを言って

君の柔らかな温もりが、僕の少し冷たい手を温める

心も、体も、暖かく、とても心地が良い

「大好きだよ、ずっと大切にするからね」

と、柔らかく一言、君の耳元で囁いた

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